ヒーローショーの聖地で好きを昇華! 涙と笑いと感動の 『オーイシマサヨシワンマンライブ2023東京公演』レポート 2023/03/28
ヒーローショーの聖地で好きを昇華! 涙と笑いと感動の 『オーイシマサヨシワンマンライブ2023東京公演』レポート
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3月25日(土)、アニソンシンガー・オーイシマサヨシがTOKYO DOME CITY HALLにて『オーイシマサヨシワンマンライブ2023』を行った。ビッグサプライズもあったワンマンライブ東京公演の模様をレポートする。


前日からの雨が上がり水道橋に集ったファンの男女比に目立った偏りはなく、様々な作品の楽曲を手がけてきたオーイシマサヨシならではの幅広いファン層が感じられた。

開演時刻になり、3月18日神戸公演に続いて声優・内田真礼さんによる影ナレが始まる。諸注意と、マスク着用での声出し練習で盛り上がると、ステージにバンドメンバーがスタンバイ。高らかなホルンの音が鳴り響き『ようこそジャパリパークへ』を歌いながら白いスーツ姿のオーイシマサヨシがダンサーと共に登場。赤と緑のライトを左右に上げて盛り上がる客席へ、オーイシマサヨシが
「みんなの声を聴かせてくれよ」
とリクエスト。「うー!がぉー!」のコールで一体となる。
全開パフォーマンスでステージ端のお立ち台へへたり込んだオーイシマサヨシは『世界が君を必要とする時が来たんだ』を自ら鼓舞する様に熱唱し立ち上がる。熱い2曲を終えたところで
「アニソン界のおしゃべりクソ眼鏡こと、オーイシマサヨシです。逢いたかったぜ東京」
と、お馴染みの自虐的挨拶からフリートークへ。客席から気の置けない兄貴分へ声援が飛ぶと親しみを込めての野次を聞きとがめたオーイシマサヨシは、
「オーイシマサヨシの現場は治安悪いって言われてんねんぞ」
と笑みを浮かべつつ
「リスペクトを忘れない」「人に迷惑をかけない」
のであればどんな言葉にも受け身を取って
「涙と笑いと感動に変えていく」
と宣言。拍手を浴びると、声出し解禁で熱い曲紹介が出来る様になった『ドラゴンエネルギー』を披露。手にしたスケッチブックの「ヒーロー」文字を掲げたオーイシマサヨシに合わせて客席もジャンプで会場を揺らす。続く『恋はエクスプロージョン』では、ピンク色のライトが瞬く客席と「せーの」「どっかーん」のコール&レスポンスを決め場内は暗転。「おお?」の声に応じアコースティックギターを抱えたオーイシマサヨシが登場。青いライトが輝く場内へ『楽園都市』を聴かせる。艶やかなリズムに合わせてピンク色のライトでムーディーな雰囲気溢れる『枕男子』では、お馴染み「ライト消してください」の声に合わせた爆笑パフォーマンスを披露。間奏でドラム・坂本暁良、ベース・工藤嶺、キーボード・岸田勇気、トランペット・Atsuki 、トロンボーン・Tocchi 、サックス・黒川和希、ギター&バンマス・奈良悠樹、ダンサーズのきぬこ、藤晃菜を紹介して拍手を浴びる。













フリートークへ移ると、客席のペッパーミルポーズを弄りつつ
「アニメソングって良いよね」
と愛を語り、現在放送中のTVアニメ『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』OP『ギフト』を、MVにも出演したウーリャさんをゲストに迎え、ダンサーズと披露、クラップとコールで盛り上がる。続いて緑色のライトに彩られ『オトモダチフィルム』を歌いきると、呼吸音を響かせて酸素を吸入、
「凄い楽しい空間なのに、一瞬だけ天国のお祖父ちゃんが見えた」
と笑いを誘う。着席を促し、好きなアニメとして『Re:ゼロから始める異世界生活』をあげ、ヒロインのエミリアへの愛を
「キモイね」
と自嘲しつつ語り、『ぼうやの夢よ』を弾き語りでしっとりと聴かせる。
一転して高BPMの『碧い砲撃』ではライトが碧く瞬く客席へコールを扇動しつつ、ハイトーンをホールに響き渡らせると、白いスポットライトに照らされ『英雄の歌』へ。客席にもスマホのライトをリクエスト、ドレスに着替えたダンサーズを従え、ステージ上段で光に包まれ絶唱する。
ここでアニソンライブお約束の
「お水美味しい」
トークで笑いを誘ったオーイシマサヨシは、この日チケットがソールドアウト、夢が叶ったことを報告。
「最高のメンバー、スタッフ、お客さん。この空間を守っていきたい」
と語るオーイシマサヨシの元へゲスト怪人・ナナシBが乱入。ピンチに陥ったオーイシマサヨシはファンと共に、ヒーロー・ダイナゼノンを召還。熱いバトルが繰り広げられる横でオーイシマサヨシは80年代ヒーローソングの正統進化系『インパーフェクト』を歌い、熱いヒーローショーがステージで繰り広げられる。一難去ったオーイシマサヨシの背後に怪獣・アレクシス・ケリヴが登場、客席からは「うしろ!」の声がかかる。この危機に、会場も一体となり「アクセスフラッシュ」の掛け声で電光超人・グリッドマンを召還。ステージ中央で熱い英雄譚『UNION』を歌いステージの平和が守られた。続く『uni-verse』では客席にナナシBも姿を見せ、ヒーローショーの聖地でのパフォーマンスは大団円となった。
続いて旗をはためかせたダンサーズを従えての『ロールプレイング』、再びアコースティックギターを手に「東京じゃなきゃダメみたい」のフレーズで『君じゃなきゃダメみたい』を披露、
「ありがとう」
の言葉で東京公演を締めくくる。


















暗転した場内に「アンコール」の声が響き渡るとバンドメンバーも再集結、大きなクラップに誘われるようにコラボグッズのオーバーオールとライブTシャツに身を包んだオーイシマサヨシが再登場。赤いライトに照らされながら『Hands』を熱唱し御礼を述べ、グッズ紹介、6月1日『さよなら中野サンプラザ音楽祭』ワンマン公演、Twitterトレンド世界1位に輝いた#オーイシ1000円 再びとなる本公演のディレイ配信を告知。
そして4月放送のTVアニメ『勇者が死んだ』のOPで、コミカルなダンスで中毒性の高いフレーズの『死んだ!』を初披露。
ここでアニソンシンガーとなってからの9年を振り返り、
「みんなの喜ぶ顔が見たくて、止め時を見失ってました」
と心情を吐露、
「お爺ちゃんになるまでアニソンシンガー」
を宣言して拍手喝采を浴びる。
「10周年へ向けて仲良くしてやってください」
と語りかけ、最後の曲『エンターテイナー』へ。熱いバラードの途中でステージ上空から幕が下り、2024年3月22日武道館ワンマンライブをサプライズ発表。大歓声と共に歌い終えた。
「みんなに1番に伝えたくて…夢が叶います…みんなで叶えようね」
と、涙を堪えて拍手を浴びたオーイシマサヨシは、改めてバンドメンバー、ダンサーズ、ウーリャさんと並んで謝意を示す。号泣するファンもいる客席に
「ありがとうございました」
と告げたオーイシマサヨシは、BGMの『ようこそジャパリパークへ』に合わせ「まだまだ盛り上がれるぞ」と呼びかけ、会場一体となって延長戦の大合唱、笑いと涙と感動とアニソンとヒーローへの愛が溢れる公演を締めくくった。













終演後、好きなことを詰め込んだ公演だったと語ってくれたオーイシマサヨシに武道館公演もそうなりそうか訪ねると、既に関係各所への交渉を初めているとのこと。
思わず取材であることを忘れそうになった、書き切れない楽しさが詰まったワンマンライブ。
好きなことへの想いをエンターテインメントに昇華させるオーイシマサヨシ。10周年へ向けてさらに加速する、ヒーローの聖地での公演となった。


ライター:こもとめいこ♂
カメラマン:大参久人


3月30日(木)21:00~『オーイシマサヨシ ワンマンライブ 2023』 ディレイ配信URL
https://ponycanyon.zaiko.io/e/oishimasayoshi0330

「オーイシマサヨシワンマンライブ2023」東京公演セットリスト
01.ようこそジャパリパークへ
02.世界が君を必要とする時が来たんだ
03.ドラゴンエネルギー
04.恋はエクスプロージョン
05.楽園都市
06.枕男子
07.ギフト
08.オトモダチフィルム
09.ぼうやの夢よ
10.碧い砲撃
11.英雄の歌
12.インパーフェクト
13.UNION
14.uni-verse
15.ロールプレイング
16.君じゃなきゃダメみたい

EN1.Hands
EN2.死んだ!
EN3.エンターテイナー


■大石昌良/オーイシマサヨシオフィシャルWEB SITE
https://www.014014.jp/
■オーイシマサヨシofficial YouTube channel
https://www.youtube.com/channel/UC6FmznwRG0CpdjtNyHucmTA
■楽曲配信URL
https://lnk.to/014014


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