声優・アーティスト内田雄馬、5周年イヤーを大団円で締めくくる! 『YUMA UCHIDA 5th Anniversary LIVE 「Y」』 レポート 2024/05/21
声優・アーティスト内田雄馬、5周年イヤーを大団円で締めくくる! 『YUMA UCHIDA 5th Anniversary LIVE 「Y」』 レポート
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4月13日(土)、声優・アーティストの内田雄馬が日本武道館にてアーティストデビュー5周年記念ライブ『YUMA UCHIDA 5th Anniversary LIVE 「Y」』を行った。4月としては気温も高くなったこの日、世界で1番熱かったライブをレポートする。

当日朝から、武道館併設の中道場内「YUMA UCHIDA 5th Anniversary記念展~mYUseum~」、物販コーナーは賑わいを見せた。舞い散る桜に脇目も振らず駆けつけた7000人で武道館は開演前から熱気が充満。ステージには2層式でセットが構成され、バンドセットがスタンバイ。上方には2分割された大型スクリーン、両側にサブモニターが据えられ、ステージから客席へ向けて花道がY字形にアリーナを縦断し後方まで伸びている。

場内が暗転し、客席で青いペンライトが点灯。スクリーンにはクラウチングスタートから大空へ向かって飛翔する内田にYの大きなロゴが重なるオープニングムービーが映し出される。1st LIVE TOURでも開幕を飾ったゴスペル調のハーモニー曲、『Harmony of waves』が流れ、総立ちの客席から歓声があがる。ステージ上段へ登場した内田はオレンジのフライトジャケットに黒いベストを羽織った躍動感溢れるコスチューム。これまでソロダンスで披露してきた『NEW WORLD』を、ダンサー2人を従えて初パフォーマンス。「行こうNew world」「誰より先に 君を連れてくよ」と爽やかに歌声を響かせる。『Before Dawn』から、『Speechless』『Rainbow』とメドレーで繋ぎLEDで縁取られたY字路を移動、虹色に変わったライトが灯る客席へくまなく視線を送る。

「こんばんは内田雄馬です、皆さんようこそお出でくださいました。今日は太陽サンサンで晴れておりまして暑かったですね、お水飲んでますか?今日はこれから、もっと熱くなります! その体力ありますかーっ!最高の1日一緒に創ってくれますかーっ!」
と問いかけ大きな賛同を得る。
「色々な人の力を借りて、出来上がっているこの武道館。内田雄馬のみんなと歩いてきたこの5年間を詰め込んだライブになっています。そして今日から始まる俺たちの一歩を踏み出そうぜ!」
と絶叫、マイクスタンドに向かっていき『Over』へ。「君がいればどこまでだって行けるさ きっと限界なんてないんだ」と語りかけ、Y字路を駆け抜けて「Oh oh」のコールで一体となる。側転して歓声を浴びながらステージへ戻ると、ラスサビではスタンドをキックするパフォーマンス。




白を大胆に配したデニムのジャケットに早替えした内田は、4人のダンサーを従え、赤と青のライトに照らされながら「騒げ アガれ High 突っ切るまで 暴れだしてく DNA」とセクシーに『DNA』。『Image』は緑に変わったライトに向け「Image」の歌詞を印象的にリフレイン。赤いスポットライトに照らされた『SOS』ではダンサーに変わって登場したハイチェアと向き合い、「うずくまって希望さえ失ってた時 そこに君がいた」と切ないメッセージを振り絞る。
「シングルを並べてメドレー形式でもお届けしてみました」
とディスコグラフィを振り返った内田は
「内田雄馬の音楽は、皆で創りたいな、というのがあります。この曲は皆で唄いたいという気持ちを込めて創りました」
と告げると、ライブの定番、「女子―?」と問いかけ。大歓声に続いて「男子―?」にも、負けじと大きな反応があり、内田の幅広いファン層が伺える。そして『I'm not complete』へ。「もし願い事が一つだけ叶うのならば この世界中に溢れるほど光あれ」とゴスペルを響かせる。サビでは1月のファンクラブイベントで既に予習済みの『Beside YU』メンバーと共に観客も一体となり「Yes, I'm not complete Let's sing together」と大合唱。
「ありがとう!」
と謝意を示すと、スマホ撮影OKの「内田雄馬化コーナー」へ。ダンサーと共に大きな振りでダンサブルナンバー『SHAKE!SHAKE!SHAKE!』をパフォーマンスする内田に、客席はスマホのレンズを向けながら、ライトを左右に振って盛り上がる。
「ここに集まった喜びを、みんなで分かち合いたいと思います」
と『Congrats!!』を、MV以来となるダンサー6人とのダンスで魅せ、場内も「HEY!!」「Yes!!」のコールで分かち合う。




歩きながらディスコグラフィをメドレーで振り返る映像『Interlude Movie ~trail~』の幕間にレーシングジャケットを羽織った内田は『I'm here』へ。印象的な「Oh-Oh-Oh」のリフレインに「逃げたリなどしない」「戦う場所は」「ここしかないから」と切なく訴えかける。モニターに赤い花びらが舞い散る『DangeR』でダンサーと共に激しくパフォーマンスしながら「渇いた心に咲く花 禁断の蜜を一雫 すぐにTurn it up 未知の世界 行けるよ」と妖しく囁く。『Hope』ではギター&ベースがステージ両翼に出てパフォーマンス。内田は汗を滴らせながら身体を動かし、「汚れてしまっていても 全てに背こうとも Looking for a ray of light」とヘドバンで激しくシャウト。うちダンサーズ(HIDEKI、RYOTARO、KEiTa、TAKAMASA、A-chan、Yusuke)とバンド(ベース・二家本亮介、ドラム・今井義頼、ギター・佐藤裕晃、キーボード・半田彬倫)によるパフォーマンス『Dance & Band Break(風でありたい)』に続いて、深紅のジャケットに衣装チェンジした内田は『ものたんない』へ。「ほら人生はあっちゅーま 過ぎていく 悩んでないで 笑顔で」とラテン系の軽やかなリズムを刻みつつ、Y字バランスで笑いを誘う。マフラータオルを手にした内田に客席もライトとタオルを掲げ、『Shot』へ。Y字路へダンサーと駆けだした内田は、武道館の真ん中で「一度きりの瞬間 逃さないため 研ぎ澄ませ」と熱唱、「Shot」の掛け声に合わせ、全員のタオルがグルグル回転する。歓声が響く場内が暗転、熱気をクールダウンさせる様な白いスポットライトが、セクシーな色使いのテーラードジャケットに着替えた内田を照らし『Good mood』へ。ピアノの音色に乗せて、聴き入る場内へ「もしかしてGood mood 今夜だけはRuleなんて要らない」とハイトーンを響かせる。ライブ初披露となる『iDea』ではダンサーと椅子を使ったパフォーマンス。ジャズ調のメロディで「I think iDea 見つけ出すmyself 形のないレールに Ride on time」とグルーヴ感を醸しだす。








パフォーマンスに酔いしれた客席から大歓声を浴びた内田が
「最後の曲です」
と告げると、「えーっ」「ダメーッ」の悲鳴が上がる。
「えーっ(笑)ありがとうございます」
と笑いを誘った内田は、最初のライブのコンセプトとして
「喋るのが苦手だからMCの無いライブにしたい」
とプロデューサーに提案したことを振り返る。
今回はその原点に立ち返り、
「MCの数を減らし、音楽を皆さんにぎゅぎゅっとお届けするというライブを創りまして、アッと言う間にここまできてしまいました。楽しんで頂けましたでしょうか」
と問いかけ、賛同を得ると
「アーティスト活動も5月30日で6年目に入るという、有り難いことなんですけど…声優をやりながら音楽活動をして、ここまで活動させて頂けるということは、本当に有り難いことだと思います。それが出来ているのは、僕らの音楽を見つけてくださった皆様がいるからだ、と感じています。本当にありがとうございます」
と、謝意を示し拍手を浴びる。
「でもまだ5年です。10年、20年、50、80…やっぱり生きてるうちは楽しくいきたいよね(笑)独りで笑うことももちろん楽しいことなんですけど…内田雄馬の音楽で、楽しい感情をみんなと共有出来たら、もっともっと楽しくなるんじゃないかなと思ってこの活動をしています。これから先も僕らと一緒に、内田雄馬の音楽で、皆で楽しいをちょっとずつ分けあって、最高に大きい楽しいを、これからも一緒に創っていっていただけると嬉しいです」
と語り拍手を浴びた内田は
「さあ、最後の歌、いくよ、まだまだ声出せますか?一緒に歌おう!」
と『Joyful』へ。
「待ってる君と共に 1.2.3でSay Yeah!! 1.2.その先に happiness 分かち合っていこうjoyful」と熱唱、「La-la-la」のフレーズを武道館中で一体となってコーラス、一斉に大きくジャンプして締めくくった。暗転した場内からアンコールを待ちわびる声が沸き上がると、ライブTシャツに着替えた内田がダンサーを伴って再登場。『MAJESTIC』で拳を突き上げ「走れ! この地平線の先へ 踏み鳴らす足音高らかに 響け MAJEST」と扇動する。曲の終盤では『~mYUseum~』の寄せ書きで仕立てられたフラッグがダンサーによって打ち振られ「Oh-Oh」の大合唱。




「What a Wonderful World」のリフレインが印象的な『Wonderful World』でステージを左右へ移動し、手を左右に振り合うファンの動きで一体となる。
「ありがとうございます。アンコールで帰って参りました」
と、笑みを浮かべた内田は、フラッグへの謝意を示す。
改めて5年前を振り返った内田は
「アーティストデビューって何だろうな?取りあえず走って歌えば良いのかな…そんな風に思って始めてですね」
と笑いを誘うと
「とにかく、皆と一緒にエネルギーを出し尽くして、一緒に何かを産もう…っていう活動として始まって。声を出しての交流が出来なくなって…僕は声優ですから、声を重ね合わせることって、とてもパワーが産まれるんですね。見たことが無いようなパワーが産まれるのを大事にしたいと思ってるんですけど…皆が1つになって音楽を一緒に創る、こんな凄い空間って無いですよ。この空間が1度形を変えたけれど、こうしてまた、皆の声と共に還ってきて…改めて思う、みんなで演るライブは楽しいな」
と語り、大きな賛同を得る。
「皆のパワーをもらうことで、自分も前に進んでいけるようになれるんだ、ということに改めて気付きました。それを教えてくれたのは、僕の音楽を聴いて、見つけてくださった、貴方です。本当にありがとうございます。そして僕の音楽が、独りで心細いとか、エネルギー欲しい、勇気出ない、そういう時に、元気を出すキッカケになる様な音楽であったら良いな、と思って、この曲を創りました。聴いてください」
と、自身が作詞作曲を手がけた『旅路』へ。暖色のライトに照らされた内田はアコースティック演奏で「暖かい光が教えてくれたんだ 心に大きな炎灯してくれた 歩き出せる だっていまは ひとりじゃない隣にいる」と温かな歌声を響かせ、
「ありがとうございました」
と締めくくった。暗転した場内に再び内田を待つ声が響き、導かれる様にステージへ登場した内田はY字路へ進み『Echo』を「叫びたいのに叫べない 世界が君を遮るなら 僕が君の代わりに叫ぶから」と響かせる。5周年イヤーを振り返った内田は、
「今日、内田雄馬になりましたから、貴方はポジティブです。最高だー!(笑)このぐらいの気持ちで、これからも内田雄馬のライブは、楽しく創っていこうと思います、よろしくお願いします」
と宣言、賛同を得る。本公演の配信と、対バン企画『VS YUMA』の始動を告知し、
「誰かが前に進むキッカケ、第1歩になれるように、皆で音楽を創っていきたいと思います。内田雄馬をこれからもよろしくお願いします」
と謝意を示した。
「最高の1日でした。明日からまた、最高の1日が始まります、皆で幸せになろうぜ! 」と絶叫して『1 LOVE 1』へ。ステージからY字路とくまなく手を振り、「あの日動き出したから 僕らここで 出会えたんだ 不安も 迷いも 全部ひっくるめて 行こうぜ このまま」と熱いメッセージを贈る。うちダンサーズとバンドメンバーを紹介した内田は舞い散る銀テープが上階にも行き渡るようにと気遣いをみせつつ、武道館中に
「ありがとう」
を伝え
「ここまで皆さんと一緒に歩いてきて、ここに連れてきてもらって、ステージに立たせていただいています。また皆で、この場所で会える様に、1歩ずつ頑張りたいと思います。今日は本当にありがとうございました。また必ず会いましょう! 本当に、内田雄馬でした!」
と絶叫、5周年イヤーを締めくくった。




ライブの翌日からも最高の1日と言い切った内田雄馬のポジティブさに驚き、元気をもらい、6年目のさらなる飛躍を確信し足取り軽く帰路についた武道館の夜となった。

ライター:こもとめいこ♂
Photo by:ウチダアキヤ・釘野孝宏


『YUMA UCHIDA 5th Anniversary LIVE YUMA』セットリスト

Opening Movie ~fIY~
M00.Harmony of waves
M01.NEW WORLD
M02.Before Dawn → Speechless → Rainbow
M03.Over
M04.DNA
M05.Image
M06.SOS
M07.I'm not complete
M08.SHAKE!SHAKE!SHAKE!
M09.Congrats!!
M10.I'm here
M11.DangeR
M12.Hope
M13.ものたんない
M14.Shot
M15.Good mood
M16.iDea
M17.Joyful
EN1.MAJESTIC
EN2.Wonderful World
EN3.旅路
EN4.Echo
EN5.1 LOVE 1

セットプレイリスト
https://yuma-uchida.lnk.to/0413_Y

■内田雄馬Official Web Site
https://www.uchidayuma.com/
■Xアカウント@yuma_u_official
https://x.com/yuma_u_official
■文化放送地上波「内田雄馬 Heart Heat Hop」公式Xアカウント@yuma_yakiuchi
https://x.com/yuma_yakiuchi


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