あの時から、何がいちばん変わったかと言うと仲間が増えたことです。

 2020年1月29日に“ロザリーナ”が1st Album『INNER UNIVERSE』をリリースしました。今作は、これまでのシングルを中心とした多種多様な楽曲が形成し、彼女自身の“内なる宇宙”をイメージしたアルバムタイトルとなっております。キュートなルックスとエッジの効いたサウンド、そして“忘れられない声”を持つ彼女。その才能に触れた関係者・クリエイターたちが絶賛するシンガーソングライターです。

 さて、今日のうたコラムではそんな“ロザリーナ”本人による歌詞エッセイを3週に渡り、お届けいたします!今回は第1弾第2弾に続く最終回!綴っていただいたのは、今作『INNER UNIVERSE』をリリースするにあたり、改めて振り返る軌跡と“今”のお話。是非、アルバムと併せてご堪能ください…!

歌詞エッセイ最終回:インナーユニバース~今思うこと~

「高校を卒業したら音楽をやるぞ」と決めたものの、それまで音楽について勉強したことがなかった私は、そもそも何から始めれば歌手になれるか、全くわかりませんでした。

ただ私の中では、曲が作れないと歌手になれないと思っていたので、当時少しだけ弾けたギターで手探りで曲作りを始めました。今思えば計画性が無く、何の未来も想像していなかったけれど、ただ曲作りだけを続けてきました。

そんな私のメジャーデビューまでの道のりは簡単なものではありませんでした。なので、いつからかメジャーデビューがゴールのように感じてしまっていた時もありました。

2018年の4月にメジャーデビューをして、もうすぐ2年がたちます。流れるままに今ここにいるけど、運がいい沢山の出会いがありました。1人で部屋で曲作りをしていたあの時から、何がいちばん変わったかと言うと仲間が増えたことです。

嬉しいこともメリットも沢山あるし、いつも支えてもらっていて感謝しかないです。だけど、人が増えた分、意見の数も増えます。

例えば曲のアレンジの場合、「~っぽい音」とか、「もう少し派手に」とか、音を共通のイメージの言葉にするのも難しいし、その言葉を曲の中で具体的に音としてイメージするのも人それぞれ違いがあると思います。

デビューしてから2年の間、揉めたことも何度かありました。でも、それがあったからこそ、デモ段階でみんなのイメージが一致するように、自分で出来るだけアレンジも形にするようになりました。

前だったらアレンジはアレンジャーさんにおまかせで、なんて思っていたので、それは私の中で特に変わったことかな。うん、デモのアレンジのクオリティが上がった!笑 そして、やれることが広がった。だからこそ、やりたいことも変わってきました。

そうやって少しずつ変わっていくことが沢山あって、基本的には雑食だけど、好きな曲調も変わってきました。今やりたい音楽が1番かっこいいと、今は思います。

でもきっと今思ってることも来年には変わってるかもしれない。そうやって変わっていくものも、変わっていくことも、自分のなかで色んな光り方をする宇宙になる。

そんなデビュー前から今にかけて、長い時間をかけて出来たいろんな曲調の楽曲が収録されているALBUM。

【私の内なる宇宙】

≪INNER UNIVERSE≫

ぜひ、聴いてみてください。

三週にわたり読んでくださった方、ありがとうございました。ロザリーナでした!

<ロザリーナ>

◆1st Album『INNER UNIVERSE』
2020年1月29日発売
【初回盤】SRCL-11403~11404 ¥4,500(税込)
【通常盤】SRCL-11405 ¥3,300(税込)

<収録曲>
1.Good Night Mare
2.タラレバ流星群
3.悲しみのセル(新曲)
4.音色
5.I.m.
6.ドレスコード
7.にじいろ
8.マリオネット
9.Over me
10.Stereo
11.何になりたくて、(新曲)
12.ボクラノカタチ
13.百億光年