プロの作詞家たちが“詩を書くこと”を選んだ理由とは?第1弾!

大切なのはどんな選択をするのかじゃない。
自分がした選択を強く生きるかどうか。
(ドラマ『サバイバル・ウェディング』より)


 ひとはそれぞれ様々な選択をしますが、人生において“詩を書く”という選択をし、その道を強く生きている方々が“作詞家”です。さて、歌ネットにはそんなプロの作詞家たちに“作詞論”を語っていただく『言葉の達人~伝えるための作詞術~』というコーナーがございます。2018年4月のリニューアルを経て、現時点で計184名の達人がご登場。
 
 では、その言葉の達人たちが“詩を書く”という選択をした理由には、一体どのようなものがあるのでしょうか。そこで今日のうたコラムでは『言葉の達人』ダイジェストとして【Q.なぜ“詩をかくこと”を選んだのでしょうか】という質問に対する回答を厳選!【第1弾】~【第3弾】に分けて、お届けいたします。まず本日は【第1弾】です!

<第2回:森浩美さん>

~代表作~
「shake」/SMAP
「Shinin'on Shinin'love」/MAX
「愛されるより愛したい」/Kinki Kids
など多数。

A.若い時には勘違いという病にかかります。作詞家のほうが売れる気がした…ということです。選択理由はそれです。だから売れてから必死になってやってきました。

<第4回:吉元由美さん>

~代表作~
「SUMMER CANDLES」/杏里
「別れの余韻」/和田アキ子
「Jupiter」/平原綾香
など多数。

A.感性にあっていたからでしょう。中学校の時の作文の先生のコメントで「君は作詞家になったらいい」とあったことを最近思いだしました。

<第5回:SATOMIさん>

~代表作~
「月のしずく」/RUI
「UNLIMITED」/V6
「雪の華」/中島美嘉
など多数。

A.気が付いたら趣味で書いてました…。ストレス発散のひとつだったのかも知れません。言葉を書くと云うよりも、妄想をしていると楽しいんですよね(笑)。


<第10回:松井五郎さん>

~代表作~
「悲しみにさよなら」/安全地帯
「東京」/矢沢永吉
「恋一夜」/工藤静香
など多数。

A.他にもやりたいことがたくさんあるので、書くことを選んだという意識がありません。むしろ、書いたものを選んでいただけた。


<第17回:岩里祐穂さん>

~代表作~
「PIECE OF MY WISH 」/今井美樹
「MESSAGE」/上戸彩
「Kisses」/松たか子
など多数。

A.言葉と、音楽が、好きだったから。

<第26回:湯川れい子さん>

~代表作~
「センチメンタル・ジャーニー」/松本伊代
「恋におちて」/小林明子
「火の鳥」/中島美嘉
など多数。

A.ずっと純粋詩が好きで、中学時代から書き溜めた詩が、ノートに10冊以上。たまたま歌の詩を頼まれたので、ただ人の歌を評論しているよりも楽しそうだから。

<第27回:松尾潔さん>

~代表作~
「電話のむこう」/黒沢薫
「Unchained Melody」/稲垣潤一
「恋のダウンロード」/仲間由紀恵 with ダウンローズ
など多数。

A.それまで作編曲に重きを置いてプロデュースしていたのですが、楽曲のイメージを決定付けるコトバの力を次第に思い知り、自ら関わる必要を強く感じるようになりました。

<第47回:zoppさん>

~代表作~
「青春アミーゴ」/修二と彰
「サヤエンドウ」/NEWS
「抱いてセニョリータ」/山下智久
など多数。

A.学生時代に洋楽の訳詞をしてて、作詞の奥深さに感動したからです。その感動を自分も誰かに共有してもらいたいという思いから作詞家を目指そうと思いました。

<第48回:星野哲郎さん>

~代表作~
「三百六十五歩のマーチ」/水前寺清子
「男はつらいよ」/ 渥美清
「みだれ髪」/美空ひばり
など多数。

A.寝たきりの闘病生活中「頭脳と手を使って生きる方法はないか」と考え、少年時代に受験雑誌に短歌・俳句・詩なと投稿し、賞金を貰ったことを思いだし、投稿マニアから、懸賞作家、そしてプロへと進みました。

<第55回:森由里子さん>

~代表作~
「TATTOO」/中森明菜
「come」/安室奈美恵
「残像」/郷ひろみ
など多数。

A.仕事にしたいと思ったのは、詩を書くことと音楽が好きだったから、これに尽きます。

【第2弾に続く!】


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