漫画『月曜日の友達』主題歌「月曜日」を書き下ろし!

 「このマンガがすごい!」をはじめ、数々の賞を受賞した阿部共実の最高傑作『月曜日の友達』(小学館刊)第2集<完結巻>が、2月23日に発売されることを受け、amazarashiが主題歌「月曜日」を書き下ろす事が決定し、3月12日からiTunes Music Storeなどにて配信限定リリースされる。

 当初、既存曲でのタイアップを予定していたが、漫画『月曜日の友達』に感銘を受けたamazarashiの秋田ひろむが書き下ろしを提案し、漫画の世界観とシンクロした新曲「月曜日」が誕生した。

 さらに、「月曜日」のデモ音源を聴いてインスパイアされた阿部共実は、Music Video用に『月曜日の友達』の新エピソードを描き下ろすこととなった。3月12日の楽曲配信とMV公開に先駆け、阿部共実が描き下ろした「月曜日」のジャケットやティザー映像が、2月26日に特設サイトにて先行公開予定である。

<主題歌『月曜日』について>
元々amazarashiファンであった阿部共実。『月曜日の友達』完結巻を機に、作品性の近いamaarashiとのタイアップを編集部が企画し、最初はイメージソングとして既存楽曲の使用許可を依頼。しかし、秋田ひろむもまた阿部共実の作品『ちーちゃんはちょっと足りない』を読んでおり、ファンであることを告白。秋田が改めて『月曜日の友達』を読んだ結果、「すごくいい話なので、過去の曲ではもったいない。新たに楽曲を書きます」と、関係者も驚愕の逆オファーを返答。その一週間後にはデモを完成させるなど、前代未聞のスピードで主題歌『月曜日』が誕生した。
「二次創作のような、ファンアートのような気持ちで書きました」と秋田が語る通り、『月曜日』の歌詞には色濃く阿部の描く世界が映し出されている。子供から大人になる狭間で揺れ動く青春の機微が滲み出ており、漫画を読んでから聞くと更に深みの増す作品に仕上がっている。

<阿部共実の描き下ろし新エピソード>
秋田からのデモを受け取った阿部は、その楽曲につよく感銘を受け、楽曲からインスパイアした新エピソードを、Music Video用に描き下ろすことを提案。漫画と音楽、形は違えども、同じ表現者でありアーティストである二人が共鳴し合って完成したのが主題歌『月曜日』だ。阿部の描き下ろしエピソードが織り込まれたMusic Videoは、楽曲配信開始と同日の3月12日に公開予定となっている。
描き下ろされた新エピソードは、完全オリジナルのもの。主人公の水谷茜、そして月野透のふたりが放課後に語り合うという内容で、淡々とした会話の中に水谷の言い表せぬ感情が描かれている。

<漫画『月曜日の友達』について>
阿部共実の『月曜日の友達』は、2017年5月より「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載していた全2巻の漫画(2集は2月23日頃発売)。人間の持つ本質的な心の葛藤を絶妙に描き、『ちーちゃんはちょっと足りない』(秋田書店刊)で、このマンガがすごい!2015オンナ編(宝島社)1位に続き、2017年も同賞のオトコ編第4位を受賞。
コピーライターの糸井重里氏は「小学生だか中学生に大人びたセリフをしゃべられて、なんだか小癪なマンガだと思って読みはじめたのだけれど、1ミリずつ引き込まれていって、やめられなくなって、いっしょに泣き出したりもして、大泣きになって、心が晴れた。すぐにもう一度読む。」と絶賛。小説家の朝井リョウさんも「この本の中に閉じ込められている全てのこと。思い出せなくなる前に、描いてもらえてよかった。」とコメントを寄せるなど、その独特の世界観に胸を掴まれる著名人は後を絶たない。
 
<アーティストコメント 秋田ひろむ(amazarashi)>
個人的なファンアートのような気持ちで作りました。この作品の胸を締め付ける感動には遠く及ばないかもしれませんが、聞いてもらえたら嬉しいです。

<阿部共実>
「聞き覚えのある言葉、なじみのある情景が浮かぶ。秋田ひろむさんの声が歌詞が音が、激しく、優しく、 響く。聴こえてくるものが形成されるのは月曜日の友達だ。秋田ひろむさんの歌う月曜日の友達だ。 この年になって味わったことのない体験をさせてくださったみなさまに感謝します。 是非「月曜日」を聴いてください。

ニュース提供:ソニー・ミュージックレーベルズ