7月26日リリース“熱闘甲子園”テーマソング「虹」のMV完成!

 シンガーソングライター高橋 優が2017ABC夏の高校野球応援ソング / 「熱闘甲子園」テーマソングとして書き下ろした新曲「虹」のMVが完成した。今回の楽曲は、テーマソングの楽曲制作に向けて高橋自ら、全国各地の球場へ足を運び、高校野球を生で観戦して、そこで感じたものを「虹」に込めた。

 高橋は『“虹”という存在は見るのが貴重だったり、見られたら「ラッキー!」と思うが、今回、「曲作りの旅」で野球をしている球児を見た時に、あの人たちは「ラッキー」を待っているのではなくて、あの人たち自身がそういう存在になっている気がしたんです。ファインプレーがあったり、逆に悔しくて泣いている選手がいたり、その様がもう虹よりも価値のある景色だと感じました。そこから「虹を待つな、虹になれ」という言葉がテーマになった』と「虹」の制作秘話を語ったが、この「虹」のMVでは、かつて、高校球児として日本を沸かせた二人の甲子園のヒーローにスポットライトを当て、ドキュメンタリータッチで描かれた作品となっている。

 一人は2005年夏の甲子園準決勝で、田中将大(現ニューヨークヤンキース)率いる駒大苫小牧と激突、エースとして好勝負を演じた大阪桐蔭の辻内崇伸。辻内はその年のドラフト1位で読売ジャイアンツに指名され入団、注目を集めたが、度重なる怪我などに悩まされ思うような結果を残せず、2013年に退団、その後、日本女子プロ野球の発展に携わり、2017年に埼玉アストライアのヘッドコーチに就任、野球を愛する日々を送っている。
 
 もう一人は古木克明、1997、98年の甲子園に出場、98年に4番としてベスト4に進出。松坂世代と言われたその年、横浜ベイスターズに1位指名され入団、2003年には年間22本の本塁打を記録、その後レギュラーの座をつかむも、2006年からの怪我もあり、2007年オフにオリックス・バファローズに移籍、結果を残せず2009年戦力外通告となり、格闘家へ転身、野球再挑戦を経て2013年現役引退。現在、「Baseball Surfer」を立ち上げ、野球の魅力を伝える活動を行っている。
 
 それぞれ、栄光と挫折を繰り返しながら、今も野球への情熱を忘れず、自らが再び虹になろうと戦い続けている二人の今に密着した映像となっている。また、高橋はかつて甲子園で活躍した二人の写真の前で熱唱、「虹を待つな、虹になれ」というメッセージが響く感動的な作品となっており、二人の紹介文などの手書き文字はすべて高橋が書いている。

 このMVのYouTube限定バージョンが公開スタート、YouTube限定バージョンでは、MV内にはない辻内、古木のインタビューも見ることができる。この「虹」を含む全4曲収録の両A面シングル「虹/シンプル」は7月26日に発売、また昨年初めて開催された高橋優自身主催の野外音楽フェスが、今年も9月2日、3日の2日間、秋田県由利本荘市にて「秋田CARAVAN MUSIC FES 2017」として開催が決定している。

ニュース提供:ワーナーミュージック・ジャパン