初の両A面シングルリリース発表!楽曲を濡らす“恋の作用”って…?

 ボーカルの川谷絵音が率いるロックバンド“indigo la End”が、9月16日にニューシングル「雫に恋して/忘れて花束」のリリースを発表…!情報が解禁となったのは、7月1日にNHKホールにて行われた全国ホールツアー「ナツヨのマジック」初日のライブMCにて。先月、ゲスの極み乙女。と同時リリースとなった「悲しくなる前に」をリリースした矢先の新作発表に、ファンから興奮と期待に満ちた歓声が響きわたりました!

 本作は、インディゴ初の両A面シングル。収録曲は「雫に恋して」「忘れて花束」「夢のあとから」の全3曲で、切なさと温かさが絶妙に入り混じる感情と、エモーショナルな演奏の中に感じられる繊細な描写が、様々な形で散りばめられているそうな…。

 ところで、新作のタイトルに「雫」というワードがありますが、“indigo la End”の楽曲にはどこか“潤い”を感じる楽曲が多い気がしませんか?歌ネットに歌詞が掲載されている楽曲一覧を見てみても「雨」「海」「渚」「金魚」「溢れる」…といった単語が含まれているタイトルが目立ちます。そういえば、前作「悲しくなる前に」のジャケット写真も、衣服を着用したままバスタブ内で女性が濡れ浸っている姿によって、衝動的な悲しみや切なさが表現されていました。

 よく“恋をすると瞳が潤う”とも言いますよね。これは迷信ではなく、「ホルモン分泌量の増加」による科学的なメカニズムがあるそうです。エストロゲンにより涙の分泌量がアップし、さらに、ドーパミンにより、瞳孔が開くことで目が大きく見えるとのこと。だから恋する女性の瞳はウルウルし、キレイに見えるんですねぇ。おそらくインディゴ楽曲にもこの“恋の作用”が働いているのでしょう…!

“汲み上げた水がこぼれ落ちてくのを
ぼんやり見てた
君の温度も流れ落ちては
渇いてしまう
そんなことを考えて”
「渇き」

 でも、彼らの楽曲の“潤い”は幸せによるものとは限りません。悲しい涙や行き場なく溢れ出す想いによる“潤い”、時には、恋を失ったことがココロの“渇き”にもつながります…。そんなさまざまな恋の作用が働いている楽曲だからこそ、indigo la Endの曲を聴くとキューッと切ない気持ちになり、リスナーの心がじわじわと濡れてくるのかもしれません。一体、ニューシングルはどんな恋で潤っているのでしょうか…。

◆4th 両A面シングル「雫に恋して/忘れて花束」
2015年9月16日発売
WPCL-12230 ¥1,200+税