風の歌詞一覧リスト  51曲中 1-51曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
あいつ雪の中一人の男が 山に帰っていった ただそれだけの話じゃないか あわただしい季節の中で 花束投げた あの娘の言葉が こだまして帰ってくるけど 雪どけ水の音に消されて また静けさがおとずれる  だからもう忘れちまえよ あんなやつのことは こんなかわいい人を残して 一人でゆくなんて あいつがたとえ 想い出ひとつ 何も残さなかったのは あいつにすれば 精一杯の 愛だったんだね  春が来たら 去年と同じように また山でむかえよう それまでにきっとあいつの 得意だった 歌をおぼえているから  ………伊勢正三伊勢正三雪の中一人の男が 山に帰っていった ただそれだけの話じゃないか あわただしい季節の中で 花束投げた あの娘の言葉が こだまして帰ってくるけど 雪どけ水の音に消されて また静けさがおとずれる  だからもう忘れちまえよ あんなやつのことは こんなかわいい人を残して 一人でゆくなんて あいつがたとえ 想い出ひとつ 何も残さなかったのは あいつにすれば 精一杯の 愛だったんだね  春が来たら 去年と同じように また山でむかえよう それまでにきっとあいつの 得意だった 歌をおぼえているから  ………
あいつが生まれた朝いつの間にか夜が明けて 土曜日へと流れる あいつが生まれた朝に 初雪の便り聞いた 暦の色もあせる頃 さそり座を通り過ぎて 指折り数えた十月も 忘れられてしまう  窓辺の花甘く香り ゆく秋を懐かしめば 今年も暖かい冬が お前をつつんでくれる ああ時は流れ流れて ………………………… 誰もが皆この冬に 一年をふり返る  もうそれは還らない 日々だけど伊勢正三伊勢正三いつの間にか夜が明けて 土曜日へと流れる あいつが生まれた朝に 初雪の便り聞いた 暦の色もあせる頃 さそり座を通り過ぎて 指折り数えた十月も 忘れられてしまう  窓辺の花甘く香り ゆく秋を懐かしめば 今年も暖かい冬が お前をつつんでくれる ああ時は流れ流れて ………………………… 誰もが皆この冬に 一年をふり返る  もうそれは還らない 日々だけど
雪が溶けて河を流して 時の流れも変わり始める頃  ああ誰もが人恋しくて そっとつぶやく言葉が たまらなくやさしい  悲しみなんて幸せの前触れ 月が出るまで このひとときを君に  影を残して西へと流れてゆく 今日の終わりを愛する人へ  ああ東京かすみそうな街 そっと暮らしてゆければ ただそれだけでいい  悲しみなんて幸せの前触れ 月が出るまでこのひとときを君に  悲しみなんて幸せの前触れ 月が出るまでこのひとときを君に伊勢正三伊勢正三雪が溶けて河を流して 時の流れも変わり始める頃  ああ誰もが人恋しくて そっとつぶやく言葉が たまらなくやさしい  悲しみなんて幸せの前触れ 月が出るまで このひとときを君に  影を残して西へと流れてゆく 今日の終わりを愛する人へ  ああ東京かすみそうな街 そっと暮らしてゆければ ただそれだけでいい  悲しみなんて幸せの前触れ 月が出るまでこのひとときを君に  悲しみなんて幸せの前触れ 月が出るまでこのひとときを君に
あとがき夕陽が線路に向かって沈む頃 疲れた足取り 急がせていたのは 君のあたたかな言葉を 知っていたからだろう  許しあえた心が崩れた部屋に 残されてたのは 小さな合鍵ひとつ………  テーブルクロスに薄く残る染みは 二人で暮らした 僕への忘れ物 時がゆけば慣れてしまう それに気づいていれば……  それは過ぎた二人の終わりに書いた “あとがき”にも似て 淋しくなるだけ 今も振り返ればあの頃は 僕のうしろで 暮らしていたのさ君は……大久保一久大久保一久佐藤準夕陽が線路に向かって沈む頃 疲れた足取り 急がせていたのは 君のあたたかな言葉を 知っていたからだろう  許しあえた心が崩れた部屋に 残されてたのは 小さな合鍵ひとつ………  テーブルクロスに薄く残る染みは 二人で暮らした 僕への忘れ物 時がゆけば慣れてしまう それに気づいていれば……  それは過ぎた二人の終わりに書いた “あとがき”にも似て 淋しくなるだけ 今も振り返ればあの頃は 僕のうしろで 暮らしていたのさ君は……
あなたへあたたかそうな笑い声が窓越しに 今日一日が なんとなく暮れていく そんな毎日の中でふと自分にもどり 淋しさが急におとずれるとしたら あなたが今日も一人で いると気付いた時でしょう 今僕にできることは 何もないけれど 僕もあなたと同じ様に淋しがりやです  机の上の白い紙に走り書き 誰に送るかわからないまま まるめます 僕にもこんな事はいく度もあります そんな時も 愛する人がいたら あなたも淋しさなんて すぐに忘れてしまうでしょう もう何もいらない あなたがそばにいれば もう何もほしくない あなたがそばにいれば  もう何もいらない あなたがそばにいれば もう何もほしくない あなたがそばにいれば大久保一久大久保一久あたたかそうな笑い声が窓越しに 今日一日が なんとなく暮れていく そんな毎日の中でふと自分にもどり 淋しさが急におとずれるとしたら あなたが今日も一人で いると気付いた時でしょう 今僕にできることは 何もないけれど 僕もあなたと同じ様に淋しがりやです  机の上の白い紙に走り書き 誰に送るかわからないまま まるめます 僕にもこんな事はいく度もあります そんな時も 愛する人がいたら あなたも淋しさなんて すぐに忘れてしまうでしょう もう何もいらない あなたがそばにいれば もう何もほしくない あなたがそばにいれば  もう何もいらない あなたがそばにいれば もう何もほしくない あなたがそばにいれば
あの唄はもう唄わないのですかGOLD LYLIC今朝新聞の片隅に ポツンと小さく出ていました あなたのリサイタルの記事です もう一年経ったのですね  去年もひとりで 誰にも知れずに 一番うしろで見てました あの唄 もう一度聞きたくて 私のために作ってくれたと 今も信じてる あの唄を……  あなたと初めて出会ったのは 坂の途中の小さな店 あなたはいつも唄っていた 安いギターをいたわるように  いつかあなたのポケットにあった あの店のマッチ箱ひとつ 今でも 時々とりだして ひとつ つけてはすぐに消します あなたの香りがしないうちに  雨が降る日は 近くの駅まで ひとつの傘の中 帰り道 そして二人で口ずさんだ あの唄はもう唄わないのですか 私にとっては 思い出なのにGOLD LYLIC伊勢正三伊勢正三今朝新聞の片隅に ポツンと小さく出ていました あなたのリサイタルの記事です もう一年経ったのですね  去年もひとりで 誰にも知れずに 一番うしろで見てました あの唄 もう一度聞きたくて 私のために作ってくれたと 今も信じてる あの唄を……  あなたと初めて出会ったのは 坂の途中の小さな店 あなたはいつも唄っていた 安いギターをいたわるように  いつかあなたのポケットにあった あの店のマッチ箱ひとつ 今でも 時々とりだして ひとつ つけてはすぐに消します あなたの香りがしないうちに  雨が降る日は 近くの駅まで ひとつの傘の中 帰り道 そして二人で口ずさんだ あの唄はもう唄わないのですか 私にとっては 思い出なのに
あの娘の素顔「手持無沙汰なら あの娘と飲むかい」 いつもの調子であいつが話す 冗談はやめてくれ あの娘がほらふりむき 不思議そうな顔をする いつかくれた視線 なぜか覚えて ふと僕は幼なじみを 思い出してただけさ  「気がねせずに ほら こちらによりな」と なげやりな態度 横目を流す 冗談はやめてくれ 煙草を揉み消しても 煙舌で転がし いつも少し悪女ぶる あの娘だけれど ふと暗い素顔見せては 僕をまどわす大久保一久大久保一久「手持無沙汰なら あの娘と飲むかい」 いつもの調子であいつが話す 冗談はやめてくれ あの娘がほらふりむき 不思議そうな顔をする いつかくれた視線 なぜか覚えて ふと僕は幼なじみを 思い出してただけさ  「気がねせずに ほら こちらによりな」と なげやりな態度 横目を流す 冗談はやめてくれ 煙草を揉み消しても 煙舌で転がし いつも少し悪女ぶる あの娘だけれど ふと暗い素顔見せては 僕をまどわす
アフタヌーン通り25涙ぐんでたように見えた あの日の店の片隅にいて 流れてるのはとても古いアメリカの唄のよう そして二杯目のコーヒー  ウフフフ…雨が降り始めたから もう君を離さないよ そして君と も一度うまくやってゆきたい  風が季節を運んでいった 君はやさしい女になった 煙草ふかしていつか見た フランス映画のよう 帽子を深めにかぶって  ウフフフ…雨が雪に変わる頃 君を連れてゆくよ 街はずれに見つけた 新しいぼくの部屋まで伊勢正三伊勢正三涙ぐんでたように見えた あの日の店の片隅にいて 流れてるのはとても古いアメリカの唄のよう そして二杯目のコーヒー  ウフフフ…雨が降り始めたから もう君を離さないよ そして君と も一度うまくやってゆきたい  風が季節を運んでいった 君はやさしい女になった 煙草ふかしていつか見た フランス映画のよう 帽子を深めにかぶって  ウフフフ…雨が雪に変わる頃 君を連れてゆくよ 街はずれに見つけた 新しいぼくの部屋まで
雨の物語化粧する君の その背中がとても 小さく見えて しかたないから ぼくはまだ君を 愛しているんだろう そんなこと ふと思いながら 窓の外は雨 雨が降ってる 物語の終りに こんな雨の日似合いすぎてる  誰もが物語 その1ページには 胸はずませて 入ってゆく ぼくの部屋のドアに 書かれていたはずさ “とても悲しい物語”だと 窓の外は雨 あの日と同じ 肩を濡らした君が ドアの向こうに立っていたのは  窓の外は雨 雨が降ってる いく筋もの雨が 君の心の くもりガラスに伊勢正三伊勢正三化粧する君の その背中がとても 小さく見えて しかたないから ぼくはまだ君を 愛しているんだろう そんなこと ふと思いながら 窓の外は雨 雨が降ってる 物語の終りに こんな雨の日似合いすぎてる  誰もが物語 その1ページには 胸はずませて 入ってゆく ぼくの部屋のドアに 書かれていたはずさ “とても悲しい物語”だと 窓の外は雨 あの日と同じ 肩を濡らした君が ドアの向こうに立っていたのは  窓の外は雨 雨が降ってる いく筋もの雨が 君の心の くもりガラスに
海風海風 吹いてた あの頃いつの時も 潮の満干に すべてを感じて 幼な心に吹いてた 淋しい時 とても淋しい時 今もぼくのなぐさめに 吹くのは 海風  海風 吹いてた 今はここにいるけど 時の流れが ぼくを変えても 今も故郷に吹く あの日の夢 とてもきれいな夢 今のぼくに何かを 残してくれた 海風伊勢正三伊勢正三海風 吹いてた あの頃いつの時も 潮の満干に すべてを感じて 幼な心に吹いてた 淋しい時 とても淋しい時 今もぼくのなぐさめに 吹くのは 海風  海風 吹いてた 今はここにいるけど 時の流れが ぼくを変えても 今も故郷に吹く あの日の夢 とてもきれいな夢 今のぼくに何かを 残してくれた 海風
男は明日はくためだけの靴を磨く夕暮れの街並がすこしづつ暗くなってゆく ひとりの男が今日も坂道を下りてくる アパートのドアを開け 手さぐりで灯りをつけた時 今日一日がふと目の前を通り過ぎる ひとり暮らしは気楽と言えばいい  過去のことは思い出さず これからのことは解らない 男は明日はくためだけの靴を磨く その日暮らししていてもほらこんなに幸せだと 大きな声で笑える日もいつかはくる 時の流れに身をまかすのもいいさ  やさしい女がどこかにいたような気がする そんな気持にたとえ答えられなくても 男なら恋心をさりげなくポケットに入れて そのあとでそっとどこかで取り出してみたとき 熱い思い出静かに消せばいい  男なら夢のひとつくつがえすこともできるし 夢からさめたらまた新しい夢を見ればいい 窓辺で枯れてゆく一輪ざしの花でさえ この部屋の中で精一杯に咲いていた そんなちいさな生きざまを見つけたい伊勢正三伊勢正三瀬尾一三夕暮れの街並がすこしづつ暗くなってゆく ひとりの男が今日も坂道を下りてくる アパートのドアを開け 手さぐりで灯りをつけた時 今日一日がふと目の前を通り過ぎる ひとり暮らしは気楽と言えばいい  過去のことは思い出さず これからのことは解らない 男は明日はくためだけの靴を磨く その日暮らししていてもほらこんなに幸せだと 大きな声で笑える日もいつかはくる 時の流れに身をまかすのもいいさ  やさしい女がどこかにいたような気がする そんな気持にたとえ答えられなくても 男なら恋心をさりげなくポケットに入れて そのあとでそっとどこかで取り出してみたとき 熱い思い出静かに消せばいい  男なら夢のひとつくつがえすこともできるし 夢からさめたらまた新しい夢を見ればいい 窓辺で枯れてゆく一輪ざしの花でさえ この部屋の中で精一杯に咲いていた そんなちいさな生きざまを見つけたい
男物のシャツ男物のシャツを着けて眠る癖を 僕は君におしえないのになぜ 君はいつも 過去に翳りがあるなら 心閉ざせる扉さえあるのに 君の別れと幸せ肩でおどけている  男物のシャツの袖を折るしぐさ 君はまるで黒猫の目をして いつも 僕を 電話のベルにも怯えて 体縮める そんなとき いつでも 君の別れと幸せ肩でおどけている  今も 過去に翳りがあるなら 心閉ざせる扉さえあるのに 君の別れと幸せ肩でおどけている  今も 過去に翳りがあるなら 心閉ざせる扉さえあるのに 君の別れと幸せ肩でおどけている大久保一久・伊勢正三大久保一久佐藤準男物のシャツを着けて眠る癖を 僕は君におしえないのになぜ 君はいつも 過去に翳りがあるなら 心閉ざせる扉さえあるのに 君の別れと幸せ肩でおどけている  男物のシャツの袖を折るしぐさ 君はまるで黒猫の目をして いつも 僕を 電話のベルにも怯えて 体縮める そんなとき いつでも 君の別れと幸せ肩でおどけている  今も 過去に翳りがあるなら 心閉ざせる扉さえあるのに 君の別れと幸せ肩でおどけている  今も 過去に翳りがあるなら 心閉ざせる扉さえあるのに 君の別れと幸せ肩でおどけている
お前だけがたとえこの世界で一番きれいな人が ぼくを好きだと言っても たとえこの宇宙で一番きれいな星を ぼくにくれると言っても ぼくは何もいらない お前だけが お前だけが お前だけがいてくれたらそれでいい お前のやさしい笑顔がそこにあれば それでいいのさ  ぼくとお前の可愛いい子供が生まれたら 写真を見せて 言うんだ これがパパとママの若い頃の写真さ どうだ今も変わらないだろうと 朝陽がもうさし込んでくる お前だけを お前だけを お前だけを 愛しているから 夜がとても短かすぎて 愛を語り尽くせない  夜がとても短かすぎて 愛を語り尽くせない伊勢正三伊勢正三たとえこの世界で一番きれいな人が ぼくを好きだと言っても たとえこの宇宙で一番きれいな星を ぼくにくれると言っても ぼくは何もいらない お前だけが お前だけが お前だけがいてくれたらそれでいい お前のやさしい笑顔がそこにあれば それでいいのさ  ぼくとお前の可愛いい子供が生まれたら 写真を見せて 言うんだ これがパパとママの若い頃の写真さ どうだ今も変わらないだろうと 朝陽がもうさし込んでくる お前だけを お前だけを お前だけを 愛しているから 夜がとても短かすぎて 愛を語り尽くせない  夜がとても短かすぎて 愛を語り尽くせない
終りのない唄今日まで悲しいこともあったし ときには腹をかかえて笑った そして何度か唄うことが とても苦しいものだと思った  それでも僕は唄ってゆきたい 誰かが聞いてくれる限り たとえばそれが旅で知り合った 一人の少女だとしても伊勢正三伊勢正三今日まで悲しいこともあったし ときには腹をかかえて笑った そして何度か唄うことが とても苦しいものだと思った  それでも僕は唄ってゆきたい 誰かが聞いてくれる限り たとえばそれが旅で知り合った 一人の少女だとしても
海岸通あなたが船を選んだのは 私への思いやりだったのでしょうか 別れのテープは切れるものだとなぜ 気づかなかったのでしょうか 港に沈む夕陽がとてもきれいですね あなたをのせた船が小さくなってゆく  夜明けの海が悲しいことを あなたから教えられた海岸通 あなたの言うとおり妹のままで いた方が良かったかもしれない あなたがいつかこの街離れてしまうことを やさしい腕の中で聞きたくはなかった  まるで昨日と同じ海に波を残して あなたをのせた船が小さくなってゆく伊勢正三伊勢正三あなたが船を選んだのは 私への思いやりだったのでしょうか 別れのテープは切れるものだとなぜ 気づかなかったのでしょうか 港に沈む夕陽がとてもきれいですね あなたをのせた船が小さくなってゆく  夜明けの海が悲しいことを あなたから教えられた海岸通 あなたの言うとおり妹のままで いた方が良かったかもしれない あなたがいつかこの街離れてしまうことを やさしい腕の中で聞きたくはなかった  まるで昨日と同じ海に波を残して あなたをのせた船が小さくなってゆく
北国列車ぼくが君を追いかけてる 夢から目覚めたときは 汽車は夜を走りつづけ 朝の駅へついたところ  君を忘れるため長い旅に出て 旅の終わりにこの街を選んだ  去年の今頃汽車にのり 二人で旅した北国の あの雪の白さが何故か忘れられずに  ぼくの他にはあと少しの 人を降しただけで 汽車はすぐにまだ暗い 朝に消えて行った  おもいきり背伸びをした 薄暗い空に 君の星座がまだ光ってる  君の生まれたあの星が こんなきれいに輝いて 君と暮らした東京では 見たことなかったけれど  君を忘れるため長い旅に出て 旅の終わりにこの街を選んだ  去年の今頃汽車にのり 二人で旅した北国の あの雪の白さが何故か忘れられずに伊勢正三伊勢正三ぼくが君を追いかけてる 夢から目覚めたときは 汽車は夜を走りつづけ 朝の駅へついたところ  君を忘れるため長い旅に出て 旅の終わりにこの街を選んだ  去年の今頃汽車にのり 二人で旅した北国の あの雪の白さが何故か忘れられずに  ぼくの他にはあと少しの 人を降しただけで 汽車はすぐにまだ暗い 朝に消えて行った  おもいきり背伸びをした 薄暗い空に 君の星座がまだ光ってる  君の生まれたあの星が こんなきれいに輝いて 君と暮らした東京では 見たことなかったけれど  君を忘れるため長い旅に出て 旅の終わりにこの街を選んだ  去年の今頃汽車にのり 二人で旅した北国の あの雪の白さが何故か忘れられずに
君と歩いた青春君がどうしても帰ると言うのなら もう止めはしないけど 心残りさ少し 幸せにできなかったこと  故郷へ帰ったらあいつらに 会うといいさよろしく伝えてくれ きっと又昔のようにみんなで 楽しくやれるさ  みんないいやつばかりさ ぼくとはちがうさ そしてあの頃と同じように みんなで釣りへでも行きなよ  ケンカ早いやつもいた 涙もろいやつもいた みんな君のことが好きだったんだよ  本当はあいつらと約束したんだ 抜けがけはしないとね バチ当りさぼくは だけどほんとさ愛していたんだ  きれいな夕焼け雲を 憶えているかい 君と始めて出逢ったのは ぼくが一番最初だったね  君と歩いた青春が 幕を閉じた 君はなぜ 男に生まれてこなかったのか伊勢正三伊勢正三君がどうしても帰ると言うのなら もう止めはしないけど 心残りさ少し 幸せにできなかったこと  故郷へ帰ったらあいつらに 会うといいさよろしく伝えてくれ きっと又昔のようにみんなで 楽しくやれるさ  みんないいやつばかりさ ぼくとはちがうさ そしてあの頃と同じように みんなで釣りへでも行きなよ  ケンカ早いやつもいた 涙もろいやつもいた みんな君のことが好きだったんだよ  本当はあいつらと約束したんだ 抜けがけはしないとね バチ当りさぼくは だけどほんとさ愛していたんだ  きれいな夕焼け雲を 憶えているかい 君と始めて出逢ったのは ぼくが一番最初だったね  君と歩いた青春が 幕を閉じた 君はなぜ 男に生まれてこなかったのか
古都別れた人には 京都が似合うと 始めて気づいた 木屋町通り 古い都への 出逢いとはいつも こうして始まるものでしょうか いつか いつか こんな時がくるねと 君は 君は 遠い空を見つめて つぶやくように云った  いつも にぎやかな 四条通りにも 悲しい目をした 人がいる 嵯峨野のあたりに 沈む夕陽さえ 急いでぼくから逃げてゆく 何もかもが ぼくに 背中を向けて ぼくは ぼくは 一人とり残されて しまったような気がする伊勢正三大久保一久別れた人には 京都が似合うと 始めて気づいた 木屋町通り 古い都への 出逢いとはいつも こうして始まるものでしょうか いつか いつか こんな時がくるねと 君は 君は 遠い空を見つめて つぶやくように云った  いつも にぎやかな 四条通りにも 悲しい目をした 人がいる 嵯峨野のあたりに 沈む夕陽さえ 急いでぼくから逃げてゆく 何もかもが ぼくに 背中を向けて ぼくは ぼくは 一人とり残されて しまったような気がする
暦の上では君が涙ポツンと落した日 街では もう春のセーターが店先に並んでた 街はまだ冬の名残り 風は冷い 君が窓開けてぼくを呼べば やっぱり振り向いてしまう 君の涙が雪に変ってぼくの肩に落ちた  君から借りたノートを返したその後で 二言三言かわした言葉がぎこちない 「卒業」なんて言葉はとてもきらいさ 君と悲しみ 君と笑った学生時代も終わり ボタンダウンのシャツもそろそろ 着れなくなってくる頃  下りの汽車の時間が気にはなるけど 野球帰りの子供達の声 にぎやかな午後のひととき 暦の上ではもう春なのに まだまだ寒い日がつづく伊勢正三伊勢正三君が涙ポツンと落した日 街では もう春のセーターが店先に並んでた 街はまだ冬の名残り 風は冷い 君が窓開けてぼくを呼べば やっぱり振り向いてしまう 君の涙が雪に変ってぼくの肩に落ちた  君から借りたノートを返したその後で 二言三言かわした言葉がぎこちない 「卒業」なんて言葉はとてもきらいさ 君と悲しみ 君と笑った学生時代も終わり ボタンダウンのシャツもそろそろ 着れなくなってくる頃  下りの汽車の時間が気にはなるけど 野球帰りの子供達の声 にぎやかな午後のひととき 暦の上ではもう春なのに まだまだ寒い日がつづく
ささやかなこの人生GOLD LYLIC花びらが散ったあとの 桜がとても冷たくされるように 誰にも心の片隅に 見せたくはないものがあるよね だけど人を愛したら 誰でも心のとびらを閉め忘れては 傷つきそして傷つけて ひきかえすことの出来ない人生に気がつく やさしかった恋人達よ ふり返るのはやめよう 時の流れを背中で感じて 夕焼けに涙すればいい  誰かを愛したその日には たとえばちっぽけな絵葉書にも心が動き 愛をなくしたその日には 街角の唄にもふと足を止めたりする 風よ季節の訪れを 告げたら淋しい人の心に吹け そしてめぐる季節よ その愛を拾って終わりのない物語を作れ やさしかった恋人達よ ささやかなこの人生を 喜びとか悲しみとかの 言葉で決めて欲しくはないGOLD LYLIC伊勢正三伊勢正三花びらが散ったあとの 桜がとても冷たくされるように 誰にも心の片隅に 見せたくはないものがあるよね だけど人を愛したら 誰でも心のとびらを閉め忘れては 傷つきそして傷つけて ひきかえすことの出来ない人生に気がつく やさしかった恋人達よ ふり返るのはやめよう 時の流れを背中で感じて 夕焼けに涙すればいい  誰かを愛したその日には たとえばちっぽけな絵葉書にも心が動き 愛をなくしたその日には 街角の唄にもふと足を止めたりする 風よ季節の訪れを 告げたら淋しい人の心に吹け そしてめぐる季節よ その愛を拾って終わりのない物語を作れ やさしかった恋人達よ ささやかなこの人生を 喜びとか悲しみとかの 言葉で決めて欲しくはない
3号線を左に折れ都会に住んでる人達は 時には海へ行きたくなる 車飛ばしながらふとそう思う  3号線を左に折れ 海へ向う道に吹く風 今はもう冷たく右腕をなでる  忘れさられた海は 波の音さえ 心なしかさびしい  この海で写した二人の 記念写真を今埋めて 想い出は返そう出逢った海へ  写真に写るときの君は いつも目をつぶっていたね きれいなものだけを見てたかったんだね  あの街並が見える 遠く霞んで  しまっておいたストーブ もう出さなければ いけない季節です伊勢正三伊勢正三都会に住んでる人達は 時には海へ行きたくなる 車飛ばしながらふとそう思う  3号線を左に折れ 海へ向う道に吹く風 今はもう冷たく右腕をなでる  忘れさられた海は 波の音さえ 心なしかさびしい  この海で写した二人の 記念写真を今埋めて 想い出は返そう出逢った海へ  写真に写るときの君は いつも目をつぶっていたね きれいなものだけを見てたかったんだね  あの街並が見える 遠く霞んで  しまっておいたストーブ もう出さなければ いけない季節です
三丁目の夕焼け黄色くきばんだ写真に 過ぎし日の思い出を みつけて僕は一人で昔をなつかしむ  三丁目の夕焼け忘れてはいません 今も胸の中に残っています。  あんちゃんに手を引かれる 影が長くのびて いつもあの道をとぼとぼかえってた  三丁目の夕焼け忘れてはいません 今も胸の中に残っています大久保一久大久保一久黄色くきばんだ写真に 過ぎし日の思い出を みつけて僕は一人で昔をなつかしむ  三丁目の夕焼け忘れてはいません 今も胸の中に残っています。  あんちゃんに手を引かれる 影が長くのびて いつもあの道をとぼとぼかえってた  三丁目の夕焼け忘れてはいません 今も胸の中に残っています
少しだけの荷物もしも幸せを計ることができるなら 積重ねた新聞の高さなのかも知れない  もうすぐ君もこの部屋を出て 新しい生活が始まる  住み慣れたこの部屋に 慣れすぎたその時が いつかは来ることもわかってはいたけれど  愛し合ってたあの頃の二人は けんかも出来たのに この頃君はとてもやさしい目をしてる  愛し合ってたあの頃の二人に 一日はすぐに暮れたのに この頃時はぼくの回りで止っている伊勢正三伊勢正三もしも幸せを計ることができるなら 積重ねた新聞の高さなのかも知れない  もうすぐ君もこの部屋を出て 新しい生活が始まる  住み慣れたこの部屋に 慣れすぎたその時が いつかは来ることもわかってはいたけれど  愛し合ってたあの頃の二人は けんかも出来たのに この頃君はとてもやさしい目をしてる  愛し合ってたあの頃の二人に 一日はすぐに暮れたのに この頃時はぼくの回りで止っている
そんな暮らしの中で歩き始めた子供の 笑い声が響いてる そんな暮しの中で 芽ばえ始めた「何か」を 大切にして生きるため 日々の暮しがある  時計の針が 時を流しているわけでもなく 明日の朝 新聞の日付がただ 変わっているだけのこと  2センチ足らずの雪が 科学の街 東京を 一日でぬりかえる その変わらぬ雪の色に 人は何を思うのだろう 変わりゆくこの日々に  寒さの中に かくれているのは 暖かさなのだから 冬の朝 目覚めたときの あと五分の幸せを 誰もが知ってる伊勢正三伊勢正三歩き始めた子供の 笑い声が響いてる そんな暮しの中で 芽ばえ始めた「何か」を 大切にして生きるため 日々の暮しがある  時計の針が 時を流しているわけでもなく 明日の朝 新聞の日付がただ 変わっているだけのこと  2センチ足らずの雪が 科学の街 東京を 一日でぬりかえる その変わらぬ雪の色に 人は何を思うのだろう 変わりゆくこの日々に  寒さの中に かくれているのは 暖かさなのだから 冬の朝 目覚めたときの あと五分の幸せを 誰もが知ってる
漂う翔びかう鴎 しゃがんでみて “淋しさ”それに沈むふりをする 君の細い背に時の流れを感じて 心の隙間を僕の愛でうめてみる  真白な頬さえ赤く染めてしまう頃 海辺の風もいまは吹かない  遠くに煙る タ暮れの街 裏街あたり ふと足を止めて 流れる歌にも 耳をかたむける人は 別れと幸せ肩に感じてるからさ  愛する事にも いつかなれてしまえば ささいな日々も時に流れる  僕は穏やかに 少し心おちつかせ 君の香りには 何か忘れていたものが  真白な頬さえ赤く染めてしまう頃 海辺の風もいまは吹かない大久保一久大久保一久翔びかう鴎 しゃがんでみて “淋しさ”それに沈むふりをする 君の細い背に時の流れを感じて 心の隙間を僕の愛でうめてみる  真白な頬さえ赤く染めてしまう頃 海辺の風もいまは吹かない  遠くに煙る タ暮れの街 裏街あたり ふと足を止めて 流れる歌にも 耳をかたむける人は 別れと幸せ肩に感じてるからさ  愛する事にも いつかなれてしまえば ささいな日々も時に流れる  僕は穏やかに 少し心おちつかせ 君の香りには 何か忘れていたものが  真白な頬さえ赤く染めてしまう頃 海辺の風もいまは吹かない
旅の午後今年もこの町へあなたをつれ僕は来た 駅前の古ぼけた宿の手すりにあなたは凭れ そしてあなたのやわらかな耳朶に 午後の陽ざしが透き徹ってとてもきれいにみえる 一年前よりもあなたは大人になった  行きかう人達の挨拶ふと耳にする 小さなこの町も人の心にやさしさがある そしてあなたがその長い黒髪を 指でとかして恥らう仕草はいつもとちがう いつまでもこの時を心にとめていてくれ  そして幾たびか季節がくり返し 今度この町おとずれた時に変わっていても そのときもあなただけ変わらず愛していたい大久保一久大久保一久瀬尾一三今年もこの町へあなたをつれ僕は来た 駅前の古ぼけた宿の手すりにあなたは凭れ そしてあなたのやわらかな耳朶に 午後の陽ざしが透き徹ってとてもきれいにみえる 一年前よりもあなたは大人になった  行きかう人達の挨拶ふと耳にする 小さなこの町も人の心にやさしさがある そしてあなたがその長い黒髪を 指でとかして恥らう仕草はいつもとちがう いつまでもこの時を心にとめていてくれ  そして幾たびか季節がくり返し 今度この町おとずれた時に変わっていても そのときもあなただけ変わらず愛していたい
小さな手君の小さな手はとてもすばらしい 僕の好みをとても知ってるし 子供ができたら君はその手で育ててゆきます 小さなその手いっぱい抱きしめながらも 君の小さな手はとてもすばらしい  君は母と同じ道を歩むよ 母の仕草にとても似てるよ そしていつしか君の子供が大人になっても あたたかい君のその手を忘れはしないよ 君の小さな手はとてもすばらしい大久保一久大久保一久瀬尾一三君の小さな手はとてもすばらしい 僕の好みをとても知ってるし 子供ができたら君はその手で育ててゆきます 小さなその手いっぱい抱きしめながらも 君の小さな手はとてもすばらしい  君は母と同じ道を歩むよ 母の仕草にとても似てるよ そしていつしか君の子供が大人になっても あたたかい君のその手を忘れはしないよ 君の小さな手はとてもすばらしい
地平線の見える街汽車はもう出ようとしてるのに あいつと握手のひとつもできない てれくさいものさ男同士なんて 明日から淋しくなるというのに 旅に出るのはいつもの気まぐれさと 笑いながら君は言う 今頃雪に眠る北の街で wo− 夢を見て欲しいすばらしい友よ 君はいつまでもさ  酒と涙の味が同じだった あの頃はとてもよかったね 君はそのひげをそらないで欲しい この街で暮らした思い出として 君の部屋は車の写真と いくつかの地図に囲まれ 西の窓から黄昏れる頃 wo− いつもきまってカリフォルニアの歌が 流れてきたものだった  君はいつもぼくに言ってた口ぐせのように このせまい国のどこかにきっと wo− 地平線の見えるところがあるとね その目を輝かせて伊勢正三伊勢正三汽車はもう出ようとしてるのに あいつと握手のひとつもできない てれくさいものさ男同士なんて 明日から淋しくなるというのに 旅に出るのはいつもの気まぐれさと 笑いながら君は言う 今頃雪に眠る北の街で wo− 夢を見て欲しいすばらしい友よ 君はいつまでもさ  酒と涙の味が同じだった あの頃はとてもよかったね 君はそのひげをそらないで欲しい この街で暮らした思い出として 君の部屋は車の写真と いくつかの地図に囲まれ 西の窓から黄昏れる頃 wo− いつもきまってカリフォルニアの歌が 流れてきたものだった  君はいつもぼくに言ってた口ぐせのように このせまい国のどこかにきっと wo− 地平線の見えるところがあるとね その目を輝かせて
月が射す夜窓から月が射す夜は 言葉では喋りたくない  君と居る 夏が行く 暑すぎたね ふふ  遠くを見てる 横顔が寂しい君だけれど 人はみな 寂しがりやの 顔してるものだろう  音が跡切れた風鈴だけに 寂しい人の心が解かる  あの時 笑っていたね 流されれば すべてが終わるなんて  君は今 夏の終わりに何を捨ててゆくのか  季節が動く時の 蝉の声 響けば 寂しい人の心も変わる伊勢正三伊勢正三窓から月が射す夜は 言葉では喋りたくない  君と居る 夏が行く 暑すぎたね ふふ  遠くを見てる 横顔が寂しい君だけれど 人はみな 寂しがりやの 顔してるものだろう  音が跡切れた風鈴だけに 寂しい人の心が解かる  あの時 笑っていたね 流されれば すべてが終わるなんて  君は今 夏の終わりに何を捨ててゆくのか  季節が動く時の 蝉の声 響けば 寂しい人の心も変わる
でい どりーむ幼ない日の春の道は 桜の雪降る中を えび茶色のランドセルが 軽くゆれるそんな道だった 始めて開いた新しい教科書 それは夢の世界 それはまるで不思議な宝物  幼ない日の夏の夜は 空から星が降りてきて 屋根裏から手を伸ばせば 届きそうなそんな星空 眠れない夜は かとりせんこうの煙 指でたどり あの娘のこと思いだしたり  幼ない日の秋の空は ヒコーキ雲追いかけて あの娘と二人 走りつかれ たおれた野原で約束したっけ 大きくなったら ぼくはジェット・パイロット 青い空いっぱい 君の名前書いてあげると  幼ない日の冬の色は 窓ガラスの曇り色 白い息が通りすぎる 急ぎ足でバス通りまで 季節の忘れもの ところどころ残る雪を 見つけたとき 足あとつけ急ぐ家路を伊勢正三伊勢正三幼ない日の春の道は 桜の雪降る中を えび茶色のランドセルが 軽くゆれるそんな道だった 始めて開いた新しい教科書 それは夢の世界 それはまるで不思議な宝物  幼ない日の夏の夜は 空から星が降りてきて 屋根裏から手を伸ばせば 届きそうなそんな星空 眠れない夜は かとりせんこうの煙 指でたどり あの娘のこと思いだしたり  幼ない日の秋の空は ヒコーキ雲追いかけて あの娘と二人 走りつかれ たおれた野原で約束したっけ 大きくなったら ぼくはジェット・パイロット 青い空いっぱい 君の名前書いてあげると  幼ない日の冬の色は 窓ガラスの曇り色 白い息が通りすぎる 急ぎ足でバス通りまで 季節の忘れもの ところどころ残る雪を 見つけたとき 足あとつけ急ぐ家路を
デッキに佇む女(ひと)北行き船のくもった 窓ガラスを指で撫で ぼかした窓越し ふと目をやれば ベージュのコート衿たて 一人で海をみつめて デッキに佇む 人がいる なぜ過ぎた日を 思い出すようにして 乱れ髪もそのまま woo 一人で旅する人は どこかに淋しさがある 過ぎゆく季節の 風に似て  つぶやき声がかすかに 部屋の中に流れても それさえ船うつ 波は消してく 小さな肩振わせて 寒さに耐えているなら 少しの言葉を かけてみよう そうあの人は 行きずりの女なら 袖すり合うのもいい woo 一人で旅する人は どこかに淋しさがある 馬鹿げた思いは ガラス越し大久保一久大久保一久北行き船のくもった 窓ガラスを指で撫で ぼかした窓越し ふと目をやれば ベージュのコート衿たて 一人で海をみつめて デッキに佇む 人がいる なぜ過ぎた日を 思い出すようにして 乱れ髪もそのまま woo 一人で旅する人は どこかに淋しさがある 過ぎゆく季節の 風に似て  つぶやき声がかすかに 部屋の中に流れても それさえ船うつ 波は消してく 小さな肩振わせて 寒さに耐えているなら 少しの言葉を かけてみよう そうあの人は 行きずりの女なら 袖すり合うのもいい woo 一人で旅する人は どこかに淋しさがある 馬鹿げた思いは ガラス越し
冬京ぼくの部屋の 夕暮れは 君が去った ドアの方から始まる あの頃ぼくと そして君の夢は 同じものだと 思っていた ぼくの胸に 顔をうずめて 潮の香りがすると 故郷のない君だから わかるのだろう  あの頃ぼくは 何のために 君と同じ朝を むかえてたんだろう 赤い電車は 止まらないほどの その小さな駅の 見える部屋で 階段のぼる ぼくの足音 響き始めたとき 読みかけの本にしおりを はさむ人もいない  こんな淋しさ それも東京 そして生きていくため 暖かい愛がなければ 冬は越せはしない伊勢正三伊勢正三ぼくの部屋の 夕暮れは 君が去った ドアの方から始まる あの頃ぼくと そして君の夢は 同じものだと 思っていた ぼくの胸に 顔をうずめて 潮の香りがすると 故郷のない君だから わかるのだろう  あの頃ぼくは 何のために 君と同じ朝を むかえてたんだろう 赤い電車は 止まらないほどの その小さな駅の 見える部屋で 階段のぼる ぼくの足音 響き始めたとき 読みかけの本にしおりを はさむ人もいない  こんな淋しさ それも東京 そして生きていくため 暖かい愛がなければ 冬は越せはしない
通り雨通り過ぎた雨に 細い肩を濡らして あの娘は一人ぼっちになろうとしている 淋しいのなら忘れよう 人の心なんて にぎやかなお祭りの人ごみの中で 浴衣がけ 細い肩 通り雨  二年ぶりにたずねた 下町のお祭りは まるであの日と同じ顔でむかえてくれたのに 久しぶりなら忘れよう なつかしさなんて 風車くるくると音をたてる夜に 浴衣がけ 長い髪 通り雨  幸せすぎてこわいと 大吉破いてすてた 何もかもが昔に向かって走り去ってゆく 思い出すら忘れよう おもいでなんて 指切りがほどけてはいけないはずなのに カラカラと 石畳 通り雨  赤い鼻緒切らして 上目使いに笑った かわいそうなくらいの小さな胸もと 悲しいのなら忘れよう 君の笑顔なんて 熱い涙足もとにはじけて落ちた日に ほほ濡らす 悲しみの 通り雨伊勢正三伊勢正三通り過ぎた雨に 細い肩を濡らして あの娘は一人ぼっちになろうとしている 淋しいのなら忘れよう 人の心なんて にぎやかなお祭りの人ごみの中で 浴衣がけ 細い肩 通り雨  二年ぶりにたずねた 下町のお祭りは まるであの日と同じ顔でむかえてくれたのに 久しぶりなら忘れよう なつかしさなんて 風車くるくると音をたてる夜に 浴衣がけ 長い髪 通り雨  幸せすぎてこわいと 大吉破いてすてた 何もかもが昔に向かって走り去ってゆく 思い出すら忘れよう おもいでなんて 指切りがほどけてはいけないはずなのに カラカラと 石畳 通り雨  赤い鼻緒切らして 上目使いに笑った かわいそうなくらいの小さな胸もと 悲しいのなら忘れよう 君の笑顔なんて 熱い涙足もとにはじけて落ちた日に ほほ濡らす 悲しみの 通り雨
時の流れ目の前の砂時計を うら返せば時はすぐに流れてゆく 煙草をひとつもみ消せば 夜がまたすこしだけ短くなった  一日の終りが楽しかったり とても悲しかったりしたのは みんな君がいたからなのさ 時は流れてゆく  何もかもを忘れたくて この街離れるぼくを誰が笑う 三月もすれば もう誰も ぼくのことなど 聞いたりはしないだろう  どんなに遠くへ離れても 季節の風が追いかけてくる どこかでぼくが 立ち止まらないように 時は流れてゆく  朝が夜に暮れたそのあとで また夜が朝に明けてゆくように 別れることが 終わりならば 別れることが始まりだと言えないだろうか  ぼくにとっては突然だったけど 君には わかっていたのかも知れない 壊すためにつくる積木のように 時は流れてゆく伊勢正三伊勢正三目の前の砂時計を うら返せば時はすぐに流れてゆく 煙草をひとつもみ消せば 夜がまたすこしだけ短くなった  一日の終りが楽しかったり とても悲しかったりしたのは みんな君がいたからなのさ 時は流れてゆく  何もかもを忘れたくて この街離れるぼくを誰が笑う 三月もすれば もう誰も ぼくのことなど 聞いたりはしないだろう  どんなに遠くへ離れても 季節の風が追いかけてくる どこかでぼくが 立ち止まらないように 時は流れてゆく  朝が夜に暮れたそのあとで また夜が朝に明けてゆくように 別れることが 終わりならば 別れることが始まりだと言えないだろうか  ぼくにとっては突然だったけど 君には わかっていたのかも知れない 壊すためにつくる積木のように 時は流れてゆく
トパーズ色の街あの娘は小麦色の腕で この頃オフィスの窓辺でさ タイプうってるよ この夏のすぎた日々を かきけすほどの音に 何も忘れて  秋だと云うのに街は いまだ夏のかおりを 残しているから 僕はあの娘思い出してしまうのさ  年より若く見える えくぼを作り 話しかけて来たのさ 人みしりせず 何げなく僕はそれに その場のたわむれだと あいづちうった  やけつく砂浜に素足 手からサンダルさげて むこうでよぶ声聞え あの娘急に かけて行ったのさ  今ではトパーズ色の街が 誰かを淋しくさせてしまう  もうすぐつめたい風 ここを吹くだろう  秋だと云うのに街は いまだ夏のかおりを 残しているから 僕はあの娘思い出してしまうのさ もうすぐつめたい風 ここを吹くだろう大久保一久大久保一久あの娘は小麦色の腕で この頃オフィスの窓辺でさ タイプうってるよ この夏のすぎた日々を かきけすほどの音に 何も忘れて  秋だと云うのに街は いまだ夏のかおりを 残しているから 僕はあの娘思い出してしまうのさ  年より若く見える えくぼを作り 話しかけて来たのさ 人みしりせず 何げなく僕はそれに その場のたわむれだと あいづちうった  やけつく砂浜に素足 手からサンダルさげて むこうでよぶ声聞え あの娘急に かけて行ったのさ  今ではトパーズ色の街が 誰かを淋しくさせてしまう  もうすぐつめたい風 ここを吹くだろう  秋だと云うのに街は いまだ夏のかおりを 残しているから 僕はあの娘思い出してしまうのさ もうすぐつめたい風 ここを吹くだろう
流れる夕日の消え色 美しく終わって 時の流れを ぼくに教える  もう君は忘れようとしていた言葉を 過ぎゆく流れに捨てた  隔てる月日が流れを創って 言葉が霞かに 翳りを染めてる  ああ 時がいつか懐かしさを作る頃 すべてが変わる……  ああ 時は休むことを知らずに流れる 誰もが一度はふりかえる……伊勢正三伊勢正三夕日の消え色 美しく終わって 時の流れを ぼくに教える  もう君は忘れようとしていた言葉を 過ぎゆく流れに捨てた  隔てる月日が流れを創って 言葉が霞かに 翳りを染めてる  ああ 時がいつか懐かしさを作る頃 すべてが変わる……  ああ 時は休むことを知らずに流れる 誰もが一度はふりかえる……
何かいいことありそうな明日毎日がおもしろい程過ぎてゆく 君と暮らす毎日も 平和すぎる程 「今日は早く帰るつもりだったけど 田舎のやつにさそわれてね ほら あいつに引越しのとき 世話になったろう だからさ あと半チャンつまんで すぐ帰るから お土産はショートケーキかい それとも にぎり かい」  この街にももうすっかり住み慣れた あい変らず遅(のろ)いのは 駅前の工事中 角の酒屋のオヤジともすっかり 顔なじみになってしまって 「オールドにしてよ」なんて言うと 「おや景気いいね」と 「給料日前だから あんまり無理しないで」 なんて言われて 「それじゃやっぱりホワイトでいいよ」と  今日が終れば 明日までの人生さ 明日は 明日の風に吹かれて 「夕べは タバコが切れたくらいの事で どなったりして悪かったね ただ毎日がなんとなく 平和すぎるから 明日も又晴れるといいね……」 何かいいことありそうな 明日になりそう伊勢正三伊勢正三毎日がおもしろい程過ぎてゆく 君と暮らす毎日も 平和すぎる程 「今日は早く帰るつもりだったけど 田舎のやつにさそわれてね ほら あいつに引越しのとき 世話になったろう だからさ あと半チャンつまんで すぐ帰るから お土産はショートケーキかい それとも にぎり かい」  この街にももうすっかり住み慣れた あい変らず遅(のろ)いのは 駅前の工事中 角の酒屋のオヤジともすっかり 顔なじみになってしまって 「オールドにしてよ」なんて言うと 「おや景気いいね」と 「給料日前だから あんまり無理しないで」 なんて言われて 「それじゃやっぱりホワイトでいいよ」と  今日が終れば 明日までの人生さ 明日は 明日の風に吹かれて 「夕べは タバコが切れたくらいの事で どなったりして悪かったね ただ毎日がなんとなく 平和すぎるから 明日も又晴れるといいね……」 何かいいことありそうな 明日になりそう
22才の別れGOLD LYLICあなたに さようならって 言えるのは 今日だけ 明日になって またあなたの 暖かい手に 触れたら きっと 言えなくなってしまう そんな気がして 私には 鏡に映った あなたの姿を見つけられずに 私の目の前にあった 幸せに すがりついてしまった  私の誕生日に 22本のローソクをたて ひとつひとつが みんな君の 人生だねって言って 17本目からは いっしょに火をつけたのが 昨日のことのように 今はただ 5年の月日が 永すぎた春と いえるだけです あなたの知らないところへ 嫁いで行く 私にとって  ひとつだけ こんな私の わがまま 聞いてくれるなら あなたは あなたのままで 変らずにいて下さい そのままで…………GOLD LYLIC伊勢正三伊勢正三あなたに さようならって 言えるのは 今日だけ 明日になって またあなたの 暖かい手に 触れたら きっと 言えなくなってしまう そんな気がして 私には 鏡に映った あなたの姿を見つけられずに 私の目の前にあった 幸せに すがりついてしまった  私の誕生日に 22本のローソクをたて ひとつひとつが みんな君の 人生だねって言って 17本目からは いっしょに火をつけたのが 昨日のことのように 今はただ 5年の月日が 永すぎた春と いえるだけです あなたの知らないところへ 嫁いで行く 私にとって  ひとつだけ こんな私の わがまま 聞いてくれるなら あなたは あなたのままで 変らずにいて下さい そのままで…………
はずれくじ恋それがとても はかないものだと知ったのは 君だらけの厚い日記の 最後のページを めくったとき  あの日黙って 君と歩いた 長い坂道 歩くたびに 耳にいつまでも ひびいてる ハイヒールの冷たい音  いつか道端でひろった 誰かにすてられた ラブレター ぼくから ぼく宛の手紙 運んだは 君だけど  いつの間にやら 傷つけ合って 別れた場所へ もどって見たら 恋のはずれくじが舞ってる ほらそこにも ほらあそこにも  いつの間にやら 傷つけ合って 別れた場所へ もどって見たら 恋のはずれくじが舞ってる ほらそこにも ほらあそこにも伊勢正三伊勢正三恋それがとても はかないものだと知ったのは 君だらけの厚い日記の 最後のページを めくったとき  あの日黙って 君と歩いた 長い坂道 歩くたびに 耳にいつまでも ひびいてる ハイヒールの冷たい音  いつか道端でひろった 誰かにすてられた ラブレター ぼくから ぼく宛の手紙 運んだは 君だけど  いつの間にやら 傷つけ合って 別れた場所へ もどって見たら 恋のはずれくじが舞ってる ほらそこにも ほらあそこにも  いつの間にやら 傷つけ合って 別れた場所へ もどって見たら 恋のはずれくじが舞ってる ほらそこにも ほらあそこにも
Bye Bye人は誰でも皆 愛し愛されて 悲しい恋の終わり 知り過ぎてるのに いつかその傷跡 右手でかくして 左手でまた誰かを抱くことがなぜできたりする  男には女は解らない 時がいくつ流れても……  Bye Bye さよならを Bye Bye 告げた夜は 男ひとり その背中に星がひとつ流れる  きれいな言葉だけで 人は愛せない それに気づいたところで まだ若すぎるさ コスモスの咲く頃 アジサイは消えて 若い心の傷は いつの間にか治っているもの  女には男は解らない 涙いくつ 流しても…  Bye Bye 三日月に Bye Bye 操られて 女ひとり 恋の道を迷い始めている伊勢正三伊勢正三人は誰でも皆 愛し愛されて 悲しい恋の終わり 知り過ぎてるのに いつかその傷跡 右手でかくして 左手でまた誰かを抱くことがなぜできたりする  男には女は解らない 時がいくつ流れても……  Bye Bye さよならを Bye Bye 告げた夜は 男ひとり その背中に星がひとつ流れる  きれいな言葉だけで 人は愛せない それに気づいたところで まだ若すぎるさ コスモスの咲く頃 アジサイは消えて 若い心の傷は いつの間にか治っているもの  女には男は解らない 涙いくつ 流しても…  Bye Bye 三日月に Bye Bye 操られて 女ひとり 恋の道を迷い始めている
ふるさとの町は今もこの街にも住みなれた そしてこの暮らしにも 使いなれぬ言葉を時折耳にしながら ふと そんな時 ふるさとを思い出します ふるさとの町は今も 大きく見えるでしょうか  ぐちをこぼしながら それでもこの街に住んでます 人の出会いや別れに 心よく笑顔を見せて ふるさとへ帰ろう いつか君を連れて ふるさとの町を君は 気に入ってくれるでしょうか  ふるさとへ帰ろう いつか君を連れて ふるさとの町を君は 気に入ってくれるでしょうか大久保一久大久保一久この街にも住みなれた そしてこの暮らしにも 使いなれぬ言葉を時折耳にしながら ふと そんな時 ふるさとを思い出します ふるさとの町は今も 大きく見えるでしょうか  ぐちをこぼしながら それでもこの街に住んでます 人の出会いや別れに 心よく笑顔を見せて ふるさとへ帰ろう いつか君を連れて ふるさとの町を君は 気に入ってくれるでしょうか  ふるさとへ帰ろう いつか君を連れて ふるさとの町を君は 気に入ってくれるでしょうか
ほおづえをつく女振り向きもせずに男は去った 女は半年泣き続けた 薄暗い部屋でほおづえをついたまま 幸せな日々を思い出していた  何故すてられたのかもわからないまま 女は半年泣き続けた  新しい季節が女を変えた 出会いを求めて町に出た 髪を切り胸のボタンひとつはずして 化粧直して女は生まれ変わった  お茶を飲みながらほおづえをついたまま 女は男を捜しつづけた  女はそっと煙草くわえた 男はすかさず火をつけた かげりある女はとてもきれいに見える 思わず誰でも手をさしのべてみたくなる  灰皿の中の古い燃えさしがまた 新しい炎で燃え上った  数える間もなく時は流れた 振り向きもせずに男は去った 慣れすぎた暮らしに女は甘えすぎて 男の心にまでほおづえをついてしまった  夜空の星がとても美しいのは ほんのすこし光っているから伊勢正三伊勢正三振り向きもせずに男は去った 女は半年泣き続けた 薄暗い部屋でほおづえをついたまま 幸せな日々を思い出していた  何故すてられたのかもわからないまま 女は半年泣き続けた  新しい季節が女を変えた 出会いを求めて町に出た 髪を切り胸のボタンひとつはずして 化粧直して女は生まれ変わった  お茶を飲みながらほおづえをついたまま 女は男を捜しつづけた  女はそっと煙草くわえた 男はすかさず火をつけた かげりある女はとてもきれいに見える 思わず誰でも手をさしのべてみたくなる  灰皿の中の古い燃えさしがまた 新しい炎で燃え上った  数える間もなく時は流れた 振り向きもせずに男は去った 慣れすぎた暮らしに女は甘えすぎて 男の心にまでほおづえをついてしまった  夜空の星がとても美しいのは ほんのすこし光っているから
星空星がきれいね とっても 近くに見えるわ 赤い星 青い星 私中学校の時 バレーボール部にいたのよ 恋人? いたわよ とっても背が高くて真黒に陽焼けして シュークリームが大好きだったキャプテン 私生徒手帳にいつも 彼の写真入れてた … でも死んじゃったの その人 どうして? ううん お母さん教えてくれなかった こんなきれいな星空だったわ その人思いきり ジャンプして そう、お星さまに手が届いちゃったのよ喜多條忠伊勢正三星がきれいね とっても 近くに見えるわ 赤い星 青い星 私中学校の時 バレーボール部にいたのよ 恋人? いたわよ とっても背が高くて真黒に陽焼けして シュークリームが大好きだったキャプテン 私生徒手帳にいつも 彼の写真入れてた … でも死んじゃったの その人 どうして? ううん お母さん教えてくれなかった こんなきれいな星空だったわ その人思いきり ジャンプして そう、お星さまに手が届いちゃったのよ
防波堤そのうちぽつりぽつりと 落ちて来そうな空模様 防波堤をうしろに バス待つあの娘は ちいさな ボストンバックと うつむきかげんの その目に 何かわけでもありそうな しぐさが僕をさそう 旅人のこの僕が ふとたずねた もう寒い街  海辺の香りにただよい ゆきかう人はえしゃくを あの娘はここを離れても いつかは この町に もどるだろ なれすぎたこの暮らしを ふと思い出し  バスが来るまで 年老いた二人が 別れをおしむ  旅人のこの僕が ふとたずねた もう寒い街大久保一久大久保一久そのうちぽつりぽつりと 落ちて来そうな空模様 防波堤をうしろに バス待つあの娘は ちいさな ボストンバックと うつむきかげんの その目に 何かわけでもありそうな しぐさが僕をさそう 旅人のこの僕が ふとたずねた もう寒い街  海辺の香りにただよい ゆきかう人はえしゃくを あの娘はここを離れても いつかは この町に もどるだろ なれすぎたこの暮らしを ふと思い出し  バスが来るまで 年老いた二人が 別れをおしむ  旅人のこの僕が ふとたずねた もう寒い街
まぶしすぎる街俺はいつから うつむいて歩くことを知ったのか 俺はいつから やさしさがむごいことと知ったのか 夕焼けに背中を見せ 都会のビルにあかりがともる 誰もいない部屋を 俺は今飛び出してきた 誰もいない部屋を俺は今……  俺はどうして この暮らし幸せと名付けない 俺はいつから 淋しさをごまかすように微笑ってる 信号は変わったけれど 心の中に矢印は出ない まぶしすぎる街へ 俺は今飛び出してきた まぶしすぎる街へ俺は今……  信号は変わったけれど 心の中に矢印は出ない まぶしすぎる街へ 俺は今飛び出してきた まぶしすぎる街へ俺は今……喜多条忠伊勢正三俺はいつから うつむいて歩くことを知ったのか 俺はいつから やさしさがむごいことと知ったのか 夕焼けに背中を見せ 都会のビルにあかりがともる 誰もいない部屋を 俺は今飛び出してきた 誰もいない部屋を俺は今……  俺はどうして この暮らし幸せと名付けない 俺はいつから 淋しさをごまかすように微笑ってる 信号は変わったけれど 心の中に矢印は出ない まぶしすぎる街へ 俺は今飛び出してきた まぶしすぎる街へ俺は今……  信号は変わったけれど 心の中に矢印は出ない まぶしすぎる街へ 俺は今飛び出してきた まぶしすぎる街へ俺は今……
夕凪ふと言葉がとぎれたとき こがね虫が飛び込む 夏 夕暮れ 風が止まる瞬(ひととき)の間に うすけむり たなびけば…… 君のそばは 君のそばは うすむらさきの芳り  月夜に蔭れているのは めくる明日の幸せ タ顔の花 君の笑顔 透(すきとお)る白さを 簾越しにくらべては…… 君のそばは 君のそばは うすむらさきの芳り伊勢正三伊勢正三ふと言葉がとぎれたとき こがね虫が飛び込む 夏 夕暮れ 風が止まる瞬(ひととき)の間に うすけむり たなびけば…… 君のそばは 君のそばは うすむらさきの芳り  月夜に蔭れているのは めくる明日の幸せ タ顔の花 君の笑顔 透(すきとお)る白さを 簾越しにくらべては…… 君のそばは 君のそばは うすむらさきの芳り
夜汽車は南へ愁いを残して夜汽車は南へ走る 時の流れとすれ違うように走る 静けさが今 友達なら 黙って窓にもたれよう どこかで目覚めたばかりの 赤ん坊の声がよく響く そのけたたましいほどの泣き声を 誰も憎むことはできない ああ 人生がくり返すものなら またいつか君に出逢うだろう  走りゆく列車の網棚の上に置かれた 誰にもなじみの菓子箱がひとつゆれてる その帰りを待つ人々達 そして帰ってゆく人 ひとりの人生は いくつかの絆で結ばれている その美しすぎるほどの絆を ほどきながら汽車はゆく ああ 遠ざかるほど君は近づく ぼくの心のレールを走って伊勢正三伊勢正三愁いを残して夜汽車は南へ走る 時の流れとすれ違うように走る 静けさが今 友達なら 黙って窓にもたれよう どこかで目覚めたばかりの 赤ん坊の声がよく響く そのけたたましいほどの泣き声を 誰も憎むことはできない ああ 人生がくり返すものなら またいつか君に出逢うだろう  走りゆく列車の網棚の上に置かれた 誰にもなじみの菓子箱がひとつゆれてる その帰りを待つ人々達 そして帰ってゆく人 ひとりの人生は いくつかの絆で結ばれている その美しすぎるほどの絆を ほどきながら汽車はゆく ああ 遠ざかるほど君は近づく ぼくの心のレールを走って
夜の国道夜の国道雨まじりの霧の中を 二人乗せた車が走って行く  雨の音に消されながら別れ話し 男の口からこぼれる  愛の終わりはいつでも燃え尽きたマッチの軸さ 一度つけば激しく燃えあたたかくつつみこみ そして燃え尽きてしまえばはかなく消える  街の灯雨に煙り、遠くに見え 何故か二人の間あらわすよう 流れてくるラジオを消したその男は まるで過去をのがれようとしている  行きかう車のライトが女の横顔てらし まるで幕がおりた時のピエロの顔のようさ いつも楽しませ終われば涙もみせる  愛の終りはいつでも去り行く女の素顔 ひとつひとつこわれてゆく砂の器のようさ そして流れてしまえばあるまいものを大久保一久大久保一久夜の国道雨まじりの霧の中を 二人乗せた車が走って行く  雨の音に消されながら別れ話し 男の口からこぼれる  愛の終わりはいつでも燃え尽きたマッチの軸さ 一度つけば激しく燃えあたたかくつつみこみ そして燃え尽きてしまえばはかなく消える  街の灯雨に煙り、遠くに見え 何故か二人の間あらわすよう 流れてくるラジオを消したその男は まるで過去をのがれようとしている  行きかう車のライトが女の横顔てらし まるで幕がおりた時のピエロの顔のようさ いつも楽しませ終われば涙もみせる  愛の終りはいつでも去り行く女の素顔 ひとつひとつこわれてゆく砂の器のようさ そして流れてしまえばあるまいものを
歴史と季節の国幼ない頃の想い出を 誰もが忘れかけている アスファルトの すき間にも花は咲いてる ほろ苦い想い出も…… いつまで君は そこにいたのかい 歴史と季節の国  めぐる季節その訪れを 路地裏の風に感じてた 夏 雨あと われた西瓜汗のにおい 土を噛む下駄の音 夕焼け姉の肌の温もり 悲しさは楽しさにも似て伊勢正三伊勢正三幼ない頃の想い出を 誰もが忘れかけている アスファルトの すき間にも花は咲いてる ほろ苦い想い出も…… いつまで君は そこにいたのかい 歴史と季節の国  めぐる季節その訪れを 路地裏の風に感じてた 夏 雨あと われた西瓜汗のにおい 土を噛む下駄の音 夕焼け姉の肌の温もり 悲しさは楽しさにも似て
ロンリネスいつもの様に朝が来て あたたかい朝陽が窓を通して差し込んで来る 心がおちつきました何もかも忘れて オー ロンリーロンリーロンリーロンリネース 今日から私は一人ぼっち オー ロンリーロンリーロンリーロンリネース 昨日までよ さようなら  この静けさの中で 今までの想い出が めぐりめぐって消えて行く いろんな事がありました 今は何も悔いはありません オー ロンリーロンリーロンリーロンリネース 今日から私は一人ぼっち オー ロンリーロンリーロンリーロンリネース 昨日までよ さようなら大久保一久大久保一久いつもの様に朝が来て あたたかい朝陽が窓を通して差し込んで来る 心がおちつきました何もかも忘れて オー ロンリーロンリーロンリーロンリネース 今日から私は一人ぼっち オー ロンリーロンリーロンリーロンリネース 昨日までよ さようなら  この静けさの中で 今までの想い出が めぐりめぐって消えて行く いろんな事がありました 今は何も悔いはありません オー ロンリーロンリーロンリーロンリネース 今日から私は一人ぼっち オー ロンリーロンリーロンリーロンリネース 昨日までよ さようなら
忘れゆく歴史小雨が窓をたたく日曜日の朝は 一人になったことを また思い出す 君のいない朝は こんなにもさみしいものですか いつも君と二人の朝は 踏切の音をかぞえながら すこしずつ 明けていったのに  君を忘れるために 街へ出てみたけれど 君の思い出に 出会ってしまう 電車道に沿って 咲いてる名も知らぬ花の色は あの日の君の口紅と同じ 淡いオレンジ色してる 日に焼けた 君に似合ってた  あの日から毎日のなにげない出来事も 君を忘れてゆく 歴史の一つ 夏のにわか雨が かわいた砂にしみこむように 秋はすぐに通りすぎて 君のいないこの冬は どこまで 寒くなるのだろう伊勢正三伊勢正三小雨が窓をたたく日曜日の朝は 一人になったことを また思い出す 君のいない朝は こんなにもさみしいものですか いつも君と二人の朝は 踏切の音をかぞえながら すこしずつ 明けていったのに  君を忘れるために 街へ出てみたけれど 君の思い出に 出会ってしまう 電車道に沿って 咲いてる名も知らぬ花の色は あの日の君の口紅と同じ 淡いオレンジ色してる 日に焼けた 君に似合ってた  あの日から毎日のなにげない出来事も 君を忘れてゆく 歴史の一つ 夏のにわか雨が かわいた砂にしみこむように 秋はすぐに通りすぎて 君のいないこの冬は どこまで 寒くなるのだろう
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