少年

駆けてく少年の背中は
いつかの僕達を映してた
笑い声と雑音の混じる午後
一人僕は何処へ向かってたんだろう

重ねてきた 夢のカケラひとつ
砕け落ちたらまたひとつ
二度とは戻れない坂の途中
遠回りをした 季節の果てに
僕はもう一度 手を伸ばした

光射す情景 涙のあと 曲がりくねってく坂道
転ばないように 少しだけ大人になる
誰もが同じ空の下を 何かを探して進んでく
遠い夏の僕らサヨナラ

溶けてくため息と耳鳴り
全て夏のせいにしたかったんだろう

目を閉じたのは 泣いたわけじゃなくて
流れてく汗が沁みただけ
二度とは戻らない坂の途中
遠回りをした 季節の先に
僕は確かに 明日を見た

光射す情景 涙のあと 曲がりくねってく坂道
転ばないように 少しだけ大人になる
誰もが同じ空の下を 何かを探して進んでく
遠い夏の僕はサヨナラ
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