小樽のめぐり逢い

小樽運河に 和服がにあう
幸福でよかった こころのひとよ
あの日ふたりが 愛した町を
君もたずねて 来たという
ああ 向き合ういとしさ なみだの瞳
面影が重なる 小樽のめぐり逢い

雪のホームで 別れたあとは
すれちがいばかりの 僕達だった
呼んで東京 呼ばれて小樽
ひとのさだめの いたずらか
ああ 返らぬ月日はあまりに遠い
浮雲は流れる 北国めぐり逢い

拾いあつめた 想い出いくつ
やりなおすことなど 出来ないけれど
凍れるような あの星空を
君ともう一度 見たかった
ああ 旅路の汽笛が 時計の針が
この胸を泣かせる 小樽のめぐり逢い
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