みちのく雨情

風のうわさを 訪ねてひとり
きのう喜多方 きょう最上川
一生一度の いのちの恋と
遠く離れて 知りました
ひと目逢いたい あの人に
ここは みちのく なみだの雨が降る

湯もや流れる 花巻小路
はるか松島 染めゆく紅葉
陽だまりみたいな 優しい胸が
今も恋しい 抱かれたい
泣けばこころも 冬化粧
ここはみちのく あの日も雨でした

明日は捨てよか 奥入瀬川に
十和田・湯沢の おもいで暦
夢物語で 終わるでしょうか
いいえ 私は信じてる
好きで別れた 人だもの
ここは みちのく 名残りの雨が降る
×