風味絶佳

膨らんだ蕾花咲いて甘い風味そよぐ香り
僕らだけの時間は濃く淡く色を付けてゆく

誰かに恋するってもどかしくてなんか思いの通りにならなくなって
仕舞いにはケンカも特技の一つになっていた
最初の頃はもっと男らしく気取っていたのにいつからこんなに
女々しくなっていたんだ …気付けなかった自分がいた

季節まわり心変わりの節目に慌てる新感覚
思春期にしかない独特な情熱が絶えず刺激送り込む

膨らんだ蕾花咲いて甘い風味そよぐ香り
僕らだけの時間は濃く淡く色を付けてゆく
気持ちを計る天秤はいま左と右のどっちに傾いているんだろう
未だに不安定

ほんのチョットくらい人間ズレてるくらいの方が丁度いい
何から何まで平らのままのつもりかい?…はぁ退屈だな

君の悩み悲しみの全てを請け負うとしても僕は人生の糧にする
そのくらい熟せるような理想の大人になれたらいいな

一言コトバふたつ交わすだけでその度トキめいていた
始まりの歌は近く遠く 同じ空の下
やけに静かにけれど確かにざわめく胸の奥の方
ああ我慢の限界だ持ちこたえられない

笑うと零れる粒を色んな場所に振り撒いて
そしてやがて咲くだろう花に名前を付けよう 『幸せ』と

いつでも感情に任せっきり恋心ほどよく愛情
キミが好きなんだもう溶けて焦げてしまいそう

膨らんだ蕾花咲いて甘い風味そよぐ香り
僕らだけの時間は濃く淡く色を付けてゆく
気持ちを計る天秤はいま左と右のどっちに傾いているんだろう
…未だに不安定
ずっと不安定?
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