キミの街にゆくよ

「ずっと、そばにいる」と見つめながら
つないだ手が ほら
昨日よりも もっと近づいた二人の街を結ぶ

冷えこみだした夜に思い出す
安らぎをさがすキミの仕草を
愛するほどに怖さ 育てていた
どうしようもない矛盾と知っても

少しずつ時間が微笑み始めた
会いにゆくよ

「ずっと、そばにいる」と呟いた
キミの街にゆくよ
ナミダ雲が そっと遠のいて風景が変わった
驚いているキミの顔に触れている手が ほら
昨日よりも ずっとふえてゆく二人の刻を結ぶ

似ている靴音から思い出す
凛々しさを胸に歩く姿を
明かりがおちたビルの隙間から
キミに負けぬように空を見上げた

きっと目を背けていた擦れ違いも
夜明け前と知るよ

「ずっと、そばにいる」と呟いた
キミの街にゆくよ
重なり続けた出来事の理由に気づいたんだ
移り変わる季節にでも静かな愛は ほら
揺れながらも 絶える事のない永遠の刻を結ぶ

キミだけが持つ澄んだ眼差しが
さがしている未来 聞かせて
運命を超えて咲いてゆこう

「ずっと、そばにいる」と もう一度
キミの街で言うよ
青く輝いて包みこむ あの森も訪ねよう
驚いているキミの顔に触れている手が ほら
昨日よりも ずっとふえてゆく二人の刻を結ぶ

揺れながらも 絶える事のない永遠の刻を結ぶ
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