しのび泣き

小窓にうつる 街の灯が
おもいきれない 未練をゆらす
やさしい嘘さえ つけないあなた
恋にやつれて 女がひとり
肩でため息 しのび泣き

あなたと夢を かさねあい
生きてゆけると 信じていたの
うらみと愛しさ かきまぜながら
恋にはぐれた 女がひとり
心がわりに しのび泣き

どんなにつよく 愛しても
いつか別れが 来るものなのね
酔うほど悲しい グラスのお酒
恋をなくした 音がひとり
夜のとまり木 しのび泣き
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