むさし野恋唄

小さな冬の 陽だまりで
春を待ってる 福寿草
ついておいでと 上水小橋(じょうすいこばし)
優しい指に すがりつく
乱されて ああ… このまま乱されて
燃えて むさし野 恋の道

二人で ずっと 寄り添って
夢のほとりを 歩きたい
指をからめて ふれあい橋を
渡れば春が 見えますか
流されて ああ… このまま流されて
ほろり むさし野 なみだ道

むすんだ指の ぬくもりも
きっと いつかは 消えてゆく
茜 暮れゆく 九道(くどう)の辻は
女の愛の 捨て場所ね
恋しくて ああ… それでも恋しくて
ゆらり むさし野 迷い道
×