飛んで真珠湾に消えた鳥 飛んで灯に入る夏のあたし
夜空にぶつかって弾けた花火 君が好きだと叫ぶあたし

優しい背中は夜空 かわいい寝顔は星座
目を閉じればすぐに浮かび 目を開ければ君はいない

ねえ、もう終わりなの ねえ、あたしフラれるの

時が零れて堕ちて行く 砂に溺れて墜ちて行く
受話器を握りしめ何も言わず 最後の言葉を恐れていた

利き手で強く握れば 汗ばんで行く時間に
君は途切れてしまって 無情に規則正しい音が
あたしを打つ 音があたしに降る

テゥーテゥーテゥー 呼び掛けても
テゥーテゥーテゥー 瞬きすら出来ず
テゥーテゥーテゥー 座り込んだまま

来年の夏にはこの苦い涙も甘い甘い果実の糧となるでしょう
ねえ、そうでしょう ねえ、are you still there?
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