夜汽車で帰ろう

虹より儚い 初恋の
あの娘を尋ねて 来たけれど
来るんじゃなかった 思い出が
俺らを呼ぶから 辛いんだ
さよなら さよなら おもかげを
さよなら さよなら 抱いてゆく

死ぬほど好きだと 言ったのに
この世じゃ実らぬ 恋だった
つばきは咲いても この胸に
やさしく微笑む 春はない
さよなら さよなら 幸せで
さよなら さよなら いておくれ

泣かないつもりで いるものを
汽笛がこころを 泣かすのさ
涙と悲しみ 道づれに
夜汽車で帰ろう あきらめて
さよなら さよなら 初恋の
さよなら さよなら 町の灯よ
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