時の鐘

まだ見ぬことと答えた
返事に混じる寂声に
光の言葉を一筋
待ち望んでた

悲しみ嘆き打ち鳴らす
時の鐘 誰が打つ

去りゆくことと取り組み
察する手足止めたまま
歯痒い頭を抱えた
生きた空もない

寂れた声をかき消す
風は我を吹き抜ける

悲しみ嘆き打ち鳴らす
時の鐘は鳴り響き

やがて時は流れ行き
愚生の気は遠くなる
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