御来屋漁港

握る舵に想い乗せ 踊る鼓動に波飛沫(しぶき)
背には大山仰ぎ見て 名和神社(なわ)の御守り胸に抱き
怒濤(なみ)を蹴(け)たてる親子船 霞んで見ゆるは隠岐の島
陸(はま)で祈るは可愛い女房 無事に帰るぞ大漁土産(みやげ)
漁師(おとこ)の魂(こころ)波に乗せ 時化(しけ)る荒波 (ハァ~ドッコイ!)
御来屋漁港

歴史に刻んだこの街で 明日は中山・文芸小径(こみち)
身を寄せ歩んだ帝(みかど)様 誓う男の志(こころざ)し
その夢継いだこの御来屋(はま)で イブシ男の心意気
錆びたデッキで網を張り 誘う刺し網この腕がなる
流れる汗に波の華 騒ぐカモメに (ハァ~ドッコイ!)
御来屋漁港

空にはためく五色の旗に 優しく灯る御崎(みさき)の灯台(あかり)
親子を繋ぐこの船で 酒を飲み干し (ハァ~ドッコイ!)
御来屋漁港
×