高千穂峡

時を刻んだ 大渓谷に
ゆるがぬ思い 重ねてる
青雲橋(せいうんばし)の おおきさで
明日に架けたい 夢がある
こぼれた涙 乾かすように
高千穂の風が 風が 風が吹く

何度読んだか あの日の手紙
折り目もいつか 破れてる
青竹香る かっぽ酒
一気に飲み干し 立ち上がる
この手を伸ばし つかんでみたい
高千穂の星が 星が 星が降る

ひとり夜通し 夜神楽(よかぐら)みれば
こころの岩戸 ひらかれる
国見ヶ丘に のぼる陽が
かじかむ命を 照らし出す
信じた道を 生きればいいと
高千穂の風が 風が 風が言う
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