夕焼けがしっている

赤い花が散ればそれが合図なの 短すぎた 春の終わりだと
通り雨が夏を連れて来るころ 忘れてしまうだろう あなたのことも

灼けつく太陽は かりそめの輝き
答えはわからない 夕焼けがしっている

赤い酒を流し髪をほどいたら 甘い闇が包んでくれる
生きてゆける あなたなど居なくても
今宵の風のように たをやかに

赤く燃えて燃えて燃えてゆらめいて 消えるならば それもかまわない
生きてゆける あなたなど居なくても
今宵の風のように たをやかに
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