おまえに逢えて

泣いたなみだの数だけは
いいことがあるはずさ ふたりの行(ゆ)く先(て)には
ちいさな春を はこぶから
名もない花が 好きという
おまえに逢えて おまえに逢えて
俺は見つけた 生きる幸せを

みんな時代のせいにして
木枯らしの路地裏で お酒に逃げてたよ
夜店で買った 鳩笛で
聞かせてくれた わらべ唄
おまえに逢えて おまえに逢えて
俺は見つけた 生きるぬくもりを

いつかおまえと故郷(ふるさと)の
漁火のあの海へ 一緒に帰ろうか
むじゃ気な寝顔(かお)で 眠るやつ
一生懸けて 守るから
おまえに逢えて おまえに逢えて
俺は見つけた 生きる灯を
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