桜道 '74

青い街に 遠い線路の音
白い道を嘘のような タクシーが走って行く
追いかけるように 風が空を洗う
身震いして 僕らは肩を抱き合った
僕らの 頬はもう冬の色
僕は君を見つめていたのではなく
見つめていたのは 時だった
桜道に 朝がくる

鳩が空を大きく 飛んだとき
君は泣いた 僕は空を見あげる
空は大きい 気が遠くなるほど
僕は君を見つめていたのではなく
見つめていたのは 時だった
桜道に 朝がくる
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