うたかたの僕等

あの頃は自由に憧れて 高い空を見上げていた
僕はいつもこの両手より あの鳥の様な羽を求めた

あなたと出会ってから 少しずつその気持ちが薄れていった
あなたに触れたり 繋ぐこの手の形が 今は愛おしいから

もう飛べなくてもかまわない いつまでも変わらずに
ただ あなたを抱きしめれる この両手があればそれでいい

好きな人にキスがしたくなる そんな不思議や
二人を繋いでいる形無きモノの正体を
いつかあなたと解き明かせたら

言葉より大切な こんなにも温かな
体の何処かで溢れる あなたへの想いを感じていた

幸せで怖くなって なんだか切なくなって
抱き寄せた小さい体 あなたを守りたいと思った

時の流れに浮かんでいる うたかたの僕等
理由さえも知らず逆らえず 流され消えてしまうけれども

時間は減っていくのかな?ただ積っていくのかな?
最初で最後の世界であなたに出会えた この奇跡

無理だってわかっていても 無駄だってわかっていても
あなたと過ごすこの時間が永遠に続く事願うよ

笑わずに聴いて欲しいんだ
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