爆弾が飛んできた

カサブランカの花が萎れて行く
白い花びらが真っ赤に染められ
打ちひしがれた僕を見てるみたい

いつから僕は夢を忘れたのか?
夢見る時は眠りの中だけで
こんなんでも目はギラつかせている

どっかから甲高い金切り声のような
耳を突き刺す音が聴こえる

爆弾が飛んで来た
信じられないスピードで
肋骨を通り越した
血管を貫いた
心臓をぶっ刺した
もっと粉々にしてくれ

噛み付いたのは思い出したいから
小指の肉が引きちぎれるぐらい
傷みを忘れたままは嫌だから

きっと今夜も僕は眠れない夜だから
薬まみれの部屋でうなだれ

爆弾が飛んで来た
信じられないスピードで
肋骨を通り越した
血管を貫いた
心臓をぶっ刺した
もっと粉々にしてくれ

きっと今夜も僕は眠れない夜だから
薬まみれの部屋でうなだれ
両手を掲げるぐらい
いつの日かいつの日か
きっと来るはずだから
さぁ、行け!

爆弾を追い越して
信じられないスピードで
肋骨を通り越して
血管を貫いて
心臓をぶっ刺して
さぁ、ずっとどこまでも飛べ!

爆弾を追い越した!
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