ケイトウ

覚えてる? あの道 9月の雨に 降られ濡れた
想い出は微かに 色褪せてしまったけれど

いまでも咲いてるケイトウのね
あの赤が胸を打つの
ああ あなたの背中があんまり大きくて

もう二度と戻らないあの日々が
今を暖めるように ふわり 抱きしめてるよ
新しい扉ひらくたびにね
広がる道でもきっと 歩き出せる

せつなくて震える この胸はいまも 揺れる振り子
夕焼けに吹く風 茜色の雲がぼやけ

時間は止まらず流れるけど
この胸に刻まれてる
ああ あなたの笑顔がいまでも輝くよ

もう二度と戻らないあの日々が
夢を支えるように ふわり 抱きしめてるよ
新しい扉いまくぐったら
振り返らないできっと 歩き出せる

独りじゃないよとあの花が咲くから

新しい扉いまくぐったら
振り返らないできっと 歩き出せる
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