かけら

将来が見えないまま 手さぐりでは歩けなくて
やりたい事 好きな事さえも 分からないといつも悩んでた

時間だけが過ぎ去り 大人にならなくちゃいけない
子供の頃 描いた未来とは 随分違っているのに

閉めきったカーテンがゆれるのをずっと見ていたんだ
気付けば焦ってばかりで周りに目を向ける余裕すらなかった

あきらめないで あきらめないで
朝の匂いに季節を ふと感じたなら
あきらめないで あきらめないで
少しだけ自分を 許せる気がするから

自由が大きすぎて 使いこなせず立ち止まってる
縛られてた あの頃の方が まっすぐ歩けてたのに

変わらない毎日と 変われない葛藤の中で
すべてを捨てる事もできずに またため息ついて弱いふりをしてた

あきらめないで あきらめないで
運命のせいと嘆いて逃げるのは楽だけど
あきらめないで あきらめないで
結末を決めるのはいつだって自分だから

ため息の数だけ 大人になって行くけど
それでも もがき続けてるのは 信じていたいから

あきらめないで あきらめないで
今日もかみしめるように 自分に言いきかせる
あきらめないで あきらめないで
またいつか 自分の為に笑える日まで

空見上げて 空見上げて笑える日まで
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