とめどなく涙して

森をぬけて行く 果てしないレール
見知らぬ世界の 夢に満ちてた
あなたのとめる 声がひびいて
揺れたコスモスは 私のこころ
それでも動きはじめた 夜汽車
あなたへの裏切り乗せ

あやまちおかしたら 気づくものね
本当に必要なものだけに
今になれば 息づくすべて
肌にふれた 故郷を

ガラス細工の 都会に咲く花は
私にはとても 似合わない
なによりあなたのいない街
背伸びをしても もう遠すぎる

指輪捨てたら ルージュ捨てたら
あの日の私に かえれるのなら
なにもおしむような ものもないけど
一度なくした日々は 帰らない

夜更けのホームに 一人立って
あの日とおんなじ レールを見ても
とめどなく涙 あふれるばかり
あなたに今すぐ 逢いに行きたい

ガラス細工の 都会に咲く花は
私にはとても 似合わない
なによりあなたのいない街
背伸びをしても もう遠すぎる
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