JULY

もうすぐ終わりが来ると 気付かないフリをしていた
恋人と呼べる時が 今はこんなに愛しくて

少しづつ二人の 想いがすれ違う
歩き出すあなたと 夕立の声に胸が痛い

「ごめんね」まだ あなたを好きでいてもいい?
二度と好きだと言わないから
「ごめんね」ただ「ごめんね」
涙だけが とめどなく溢れ出して止まらない

背中合わせに座って 笑って話をしたね
繋いだ手の温もりを 覚えていなかったあの日

雷鳴に消された記憶をたどる度
「泣き虫」と微笑む あなたの笑顔に泣きたくなる

「愛してる?」と 何度も繰り返し聞いた
頷いたのは嘘だったの?
離れないで 今では言えないまま
夏の午後 終わりかけた砂時計

傾いた星座に二人を重ねても
季節は立ち止まる さよならと言えるその時まで

「ごめんね」まだ あなたを好きでいてもいい?
二度と好きだと言わないから
「ごめんね」ただ「ごめんね」
涙だけが とめどなく溢れ出して止まらない
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