まつり

火花散らす打ち上げ花火
好きなことに燃え上がるだけ
夏の終わり太鼓の音に
蹴散らされるお祭り騒ぎ

おっきな壁があたしの目の前
立ちはだかる上れやしないの

ここに生きる理由はひとつ
壊す壁がたくさんあるの
かわるがわる踊り出すまで
まつり囃子 降りそそぐだけ

空にただ…叫ぶだけ
(空に…叫ぶ…)

「そうよ!みんな気付いてるはず!!」

夕暮れなんて 見たこともない
目が覚めると いつでも星空

冷めない熱を帯びて笑い転げる
錆びない鉄 燃やして あなたに投げつける!

熱!

火花散らす打ち上げ花火
好きなことに燃え上がるだけ
鰹節をくわえた猫が
通り過ぎる幻覚を見た

いのちがけ!くるおしく!
(いのち…くるった!)

壊す壁に背を向けた時
まわり中が踊り出してた!
壁はやがて崩れて消える
足下落ちる線香花火玉
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