退屈な日曜日

毎日が慌ただしくて
あんなに待ち遠しかったはずの
休みだというのに過ごし方を
つい忘れてしまったよ

僕だけが取り残されて
まるで乗り遅れたバスのように
時の流れはこの街を先へ
連れ去ってしまいそうで

人は何かに縛られてないと
生きてはいけないのかと
戸惑う僕は部屋のベランダに
降りてきた野良猫に問いかけた

あぁ 自由とは あぁ 自由とは
呑気な顔で欠伸をしてる
その強さをどこで拾ったのかい
あぁ 自由だね あぁ 自由だね
答えなんか どうでもいい程に
退屈な日曜日

行くあても知らずに僕は
いつも混んだ道のバスに乗って
揺れるがままに この街の後を
追い続けるしかなくて

人は何かを手に入れる為に
生まれてきたのならばと
ふと目についた古いアルバムの
まだあどけない僕に問いかけた

あぁ あの頃は あぁ あの頃は
愚かな夢をまだ信じてた
あの強さはどこで落としたのかい
あぁ あの頃か あぁ あの頃か
答えなんか どうでもいい程に
退屈な日曜日

あぁ…

退屈な日曜日…
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