朧月

月に笑った そこには影が二つ
朧月の夜が包み込んでいた

永遠について話すなんて 可笑しな事しているなと思う
形あるもの何時か壊れ 生きるものは老いてゆくんだよ

繰り返す日々 回る世界を僕らは知って
期待と不安を抱えながら生きてくんだ 笑う時も泣く時も傍に居て

月に笑った そこには影が二つ
朧月の夜が包み込んでいた
二人の温もり近づくように そっと小さく寄り添った

白む夜空 夢の様に 景色はその色を変えながら
街の中に落ちる光 二人で歩く家路を照らすよ

奇跡みたいに見える世界がある事知って
言葉に変えてしまうよりも触れていたい 夜明けの音 この空気 細い指

君が笑った ぼんやりと動く時間 何事も無く明日も隣に居て欲しい
二人の鼓動を忘れぬ様に そっと小さく寄り添った

想像してみる何か待つのだろう?君と
どんな事があるとしても 大丈夫そんな気がするよ

月に笑った 寄り添った影二つ
朧月の夜が包み込んでいる

月と笑った そこには重なる声
大げさにはいらない「素晴らしき日々を」
単純な気持ちを伝え合おう そっと家まで着くあいだ
月よ…
×