太陽の季節に

今 急に思い出した君のその姿に
細い路地裏で立っている
誰かの背中を重ねた
暑い夏の日の夕暮れに
君は僕を離れて行った
弱い僕は振り向きもせず
言葉も掛けずに

踏ん切りのつかない淡い想いは
君と見てた花火みたいに
終わりの来る虚しさを
ぼんやり待っているだけなんだろう

あなたに捧げるこの歌を
僕が生み出したガラクタを
あの頃みたいに笑ってよ
「変わってないね」と

少し寂しげな顔をして
君は僕を離れて行った
暑い夏の日の夕暮れに
太陽の季節に

弱点の無い幸せなんて
逆に現実味が無いけど
大事なもの手放して
未だに僕は夢見てるかも

あなたに捧げるこの歌を
僕が生み出したガラクタを
嘘でも良いから聞かせてよ
「変わってないよ」と

あなたの為のこの歌で
僕が生み出したガラクタで
嘘でも良いから聞かせてよ
「強くなれるよ」と

可愛いあなたにこの歌を
愛したあなたにこの歌を
最後にもう一度聞かせてよ
「また逢えるよ」と
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