ぼくの恋人

君の視線 気づいていたよ
背中に感じていた
冷やかされて 迷惑なんて
言った事 謝りたい

君の気持ちを かぎ裂きにした
自分の事を 蹴飛ばしたいと
思っているよ

君をキライになれる 男なんていないよ
傷ついても素直なままで
コバルト色の下で 僕を見上げてる
瞳がまばたきをする

妹でもいればきっと
少しは違うのかも
女の子の涙なんて
こわくて触れないよ

ポケットの中 捜したけれど
ハンカチさえも 見つからなくて
途方にくれる

君をキライになれる 男なんていないよ
声が届く場所にいたいね
天使みたいな雲が もう大丈夫と
南へ流されてゆく

君をキライになれる 男なんていないよ
傷ついても素直なままで
コバルト色の下で 僕を見上げてる
瞳がまばたきをする
×