夕暮れの赤 飛び散って あっけなく夜を迎えに来させる
夕暮れまでも 気に障る 女々しい匂いに 私を思う

あなたは素敵な王子様 住む世界が違いすぎる
あなたは素敵な王子様 女の子達に取り囲まれて
そんな顔見せたりしないで あの子らと一緒にしないで

上手に歌を歌って 上手に笑顔振りまいて
上手に自分を魅せて 上手に価値を上げて
下手な自分もネタにして 下手な自分も慰めて
ときどき迷ったフリして あなたと会う約束をする

もしこのまま 互いの夢が叶わないのなら
もしこのまま 輝く未来が来ないのならば

二人で傷を舐め合って 時代や人のせいにしまくって
世界を羨むようにして 人がキライになれればいいのに
二人で傷を弄って 互いに互いしか求めなくて
豊かに育てた心で 豊かに罵り合えればいいのに
音楽なんか捨てちゃって 歌なんかもうどうでも良くって
互いを呼び合う時だけ 上手に鳴ければいいのに
隠れるように息をして 人からもどんどん忘れ去られて
もしかしたら 二人は 出会う為にここへ来たのかもしれないと

夕暮れの赤 飛び散って あっけなく夜を迎えに来させる
夕暮れまでも 気に障る あなたの匂いを 私に嗅いだ
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