ハブランサス

さまよう街路樹に不法投棄された車輪 幽雅に転がすのさ
言葉にはしない 入り組んだ胸の内なんて解けていく仕組みだわ
吹きすさぶ街に灯したかがり火
ウェルカムボードは山羊の骨 無性にいざなわれ
彩り騒ぐいのち 這うようなリズムドランカー
洗いざらい蕩けあって 歌唄いはプラグに愛を叫んだ

オブジェの青い噴水 ずぶ濡れで踊ろう 深海の人魚気分さ
髪飾り揺れるハブランサスの花
どうなっても生きてやれ それ以外思うことはない
彩り騒ぐいのち 這うようなリズムドランカー
いざよいに吊るされた七面鳥 目と目が合って離れない
剥がれ落ちた爪を噛むよ

雷鳴鳴り響いた 渦巻いて荒ぶる炎
歪んだ影を塞いで 手のひら押し上げれば

吹きすさぶ空に灯したかがり火
どうなっても生きてやれ 激しく燃えたぎって
彩り騒ぐいのち 這うようなリズムドランカー
洗いざらい蕩けあえたまま行くよ
零れ落ちそうな星数えながら紐解いて 通りの花を跨いだ
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