いつか夜の雨が

愛した日の事を
忘れないと言えば
まつげふせておまえ
背中にしがみつく

灯が逃げる ビルの角で
おまえはオレを 離さないのさ
腕をほどけば それが最後と
わかっているから

いつか
つらい夜の雨が
寄り添う影ぬらして
Weeping Rain
動けないふたりの
胸にしみこむ
胸にしみこむ
冷たい雨が

なんて細い肩と
抱きしめて気がつく
オレの手にちいさく
隠れてしまう女(ひと)

かんだくちびる 少しこのまま
泣かせてほしい つぶやいていた
夢見る頃を 過ぎたふたりの
せつないやさしさ

いつか
つらい夜の雨が
心までもたたいて
Weeping Rain
オレにできる事を
教えておくれ
おまえの涙
止めるために

いつか
つらい夜の雨が
寄り添う影ぬらして
Weeping Rain
動けないふたりの
胸にしみこむ
胸にしみこむ
冷たい雨が……
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