幸せは罪の匂い

待っていれば夢は叶うはずと
ただ信じてた幼い日
空を流れる光に願いをかけ
微笑みながら いまを紡いでいた

待っていても夢は叶わないと
そう知ったのはいつの頃
優しい人は悲しみばかり背負い
思い出という 闇に埋もれてゆく

こぼれる罪の匂い
どうして 何も傷つけずに
愛を守れないの
あふれる嘘のかけら
この腕(て)に抱いた幸せには
誰かの涙しみてる

穢(たわむ)れのない心だけを持って
この世界へと降りたのに
奪(と)った瞬間(とき)から失うことに怯え
安らぎさえも いつか敵にまわす

にじんだ罪の匂い
どうして 何も欲しがらずに
生きてはゆけないの
ゆがんだ嘘のかけら
まぶしい未来(あす)を想いながら
眠れぬ夜を数える

こぼれる罪の匂い
どうして 何も傷つけずに
愛を守れないの
あふれる嘘のかけら
この腕(て)に抱いた幸せには
誰かの涙しみてる
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