One

重たい鞄をさげてたどり着く部屋で あなたにあえる
こんなに穏やかな恋が ただひとつだけの大切なもの

あなたの背中に腕をまわすように
膝を抱え名前を呼ぶだけの夜には
そっと遠くから抱きしめて

すべての星が消えてもいつまでもあなたを見守ってる

優しい唄が流れる 遠い日に聞いたあのラブソング
涙の止まらなかった夜 歌声にもたれ 眠りについた

悲しい恋の行方に立ち止まり
もう二度と誰も愛せないと思った
あの日 この恋に出逢うまでは

今では微笑みの中で ほこりをかぶった 蒼いスローモーション

恋を失してさむさに泣いていた
一人きりのあの頃の私に伝えたい
「ねえ 泣かないで 大丈夫。
あなたの最後の恋に今ここでやっとめぐり逢えた」と
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