きずな

あなたがいのちと 帰る背中に
泣きながら しがみつく いとしいおまえ
苦労をかけると 心でわびて
肩よせくぐった 縄のれん
熱めの酒が 熱めの酒がしみてくる

世間の噂が こころにささる
つらさにも なれたわと 言ってたおまえ
わずかの酒にも ほほそめながら
はなやぐおまえを みていると
すさんだおれが すさんだおれが洗われる

あなたのともした 愛の灯りを
生きがいに 暮らすわと けなげなおまえ
男の涙は 見せないけれど
おまえのこころにゃ 負けたよと
絆の糸を 絆の糸をかたく抱く
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