桜時計

この花が咲くのは
きっと 遠くない未来
一歩ずつ…
私を飾る希望 みつける

その心には もう届かない
ずっと昔に気がついていた
だけど…

こんなに近くにいたのにね
いつの日からすれ違っていた…?
かすり傷を重ねながら
悲しくても隣にいたら
あなたを支えられる光になれるような気がして
離れられなかった 夏の終わり…

解りあえなくても
きっと それでよかったね
ひとつずつ並べて
選び、育てたかった

小さな蕾
秒針のように 時を教えて
焦らずに咲き、今日も…

青空を背にして揺れてる
花びらは輝きにあふれて
私たちの記憶になる…
誇らしい自分を生きたら
今が過去に変わった頃には 忘れられる感情
涙の色さえも 儚い夢…

通り過ぎる風に散りゆく
花びらは輝きにあふれて
私たちの記憶になる…
悲しくても隣にいたら
あなたを支えられる光になれるような気がして
その手を離せなかったあの日から
2度目の 春の終わり…
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