明日への讃歌

大地に刻んだ 相生の
声なき声する 慟哭を

その小さな手には 銀色のおけ
くみ入れても こぼれおちてく

こんな成熟した 正しい世界で
愛を告げる 季節もないのなら

うたえ
優しさとは 偽者たちへ
おどれ
果てしない空 常しえの 祈り

その黒い水には 無数のハエが
言い訳など 意味もない

終わらない夜は ないのだからと
誰が言ったか 口笛を吹く 今

さけべ
不可能とは 青ざめた羽
とどけ
燃える夕日へ
明日への讃歌

あどけない指 開いては
愛する人よ 今いずこ
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