とまり木情話

裏街とまり木 男のなみだ
木枯らし背中に 吹かないで
女が男を 棄ててゆく
このごろよく聞く 話だね
涙はここらで 通せんぼ
始発電車の音がする

子猫のようでも 女は恐い
心にかくした 爪がある
私がも少し 若ければ
一緒にいい夢 みれたのに
人生返らぬ ものだから
泣くだけ損だよ 飲みましょう

女も悪いし あなたも弱い
男は男の ままがいい
口では偉そに 言えるけど
色々あるのよ 私にも
世の中変わってしまったね
空缶カラコロ 夜明け前
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