鼓動

いたずらなその言葉に
隠されている想いを
なぜか素直に受け止められずに
迷ってるぼくがいる

振り返れば肩越しに
遥か彼方からの道
傷つけてでも 駆け抜けて来た今
なにを手にしたのだろう?

響きあう鼓動に忘れかけていた
あの感情が蘇るけれど
またおなじ過ち 繰り返しそうで
もう二度と...もう一度
もどかしく揺れている

それでも知らず知らずに
少し強くなれたかな?
目には見えない、かけがえのないものが
残された気がするんだ

響きあう鼓動に君は気づいてる
ぼくの答えを待ち続けている
思うほど心は弱くないからと
遠い日の自分が 背中を押してくれる

誰もひたむきに生きているほど
想い出を離せないけど
この出会いを運命と信じて
生まれ変わる勇気で
越えてみせる

抱きしめた鼓動が 君の体温(ぬくもり)が
凍てついたこの心を溶かして
時を止めたはずの記憶の時計が
動き出す 確かに針を滑らせて
これからはふたりで
未来を刻んでゆく
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