夢中さ君に

真っ赤な車でいつもやってくる
そよ風に髪がよく似合う女の子
本を抱えて僕の目の前を
すまし顔で過ぎるとキャンパスへ消えてゆく

一日だけでも君に会えないと
眠れない夜が僕をいじめるのさ
今度僕の部屋へおいでよ
きっと君を楽しませるから

神様がきっときっと間違えて
天使の君を地上におろしたんだね

君のすてきな胸のふくらみが
揺れ動くだけで僕は狂いそう

僕の話を聞いてくれるかい
大きな地震が起きた時のために
二人乗りの気球を作ろう
二人だけの知らない国へ

夢中さ君に 僕が生まれて
はじめて出会った素晴らしいこの恋よ
素晴らしいこの恋よ
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