修羅

街角は色めく
少女らの縄張り
寂しがりなおさげ
旋風に揺れて

耳障りな誘惑
花椿の香り
雲無しの午後には
僕の修羅が騒ぐ

焼け付く想いは憂い募らせる
重なる面影を見つけては頂垂れている

一、だれか僕の
ニ、火を消して
三、飛ばしてくれ
四、イエイエ

駆け抜けた一撃
エレキテルびりびり
悩ましげなまつげ
そこはかとなくだるい

燻ぶる思いは憂い募らせる
あの日の思い出を薄めては大人びていく

一、だれか僕に
ニ、火をつけて
三、燃やしてくれ
四、イエイエ
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