きらりいろ

今日の空の綺麗さを
誰なら描けるのでしょう
ゴッホかピカソかムンクか
見ているのかな

今なら僕は誰にでも優しくなれそうな気がしてしまった
そんな訳もないのに
せめて君に優しく出来たらなあ

きらきらりいろ
きみがわらってきらきらきらり
西の空は夢を見ているような、燃える茜色
きらきらりいろ
なみだひかってきらきらきらり
焼き付けた瞼の裏、溢れた君色

街灯が切れかかっていた
二人傷を擦り合わせた
かさぶたがこそばゆいな
夜の匂いがした

いつか全部想い出になってたまに思い出すだけになって
そんな日が来てしまう
せめていっそ忘れてしまえたらなあ

きらきらりいろ
きみがわらってきらきらきらり
西の空はいつか見たような、燃える茜色
きらきらりいろ
なみだひかってきらきらきらり
焼き付けた瞼の裏、繋がる指先

夕闇がこの街を包んでいく

きらきらりいろ
つきがひかってきらきらきらり
西の空は最後に残った、鈍い茜色
きらきらりいろ
なみだひかってきらきらきらり
焼き付けた瞼の裏、絡まる指先

きらきらりいろきみのいろ
焼き付けた瞼の裏、忘れたくないや
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