たとえどんなことがあっても

幸せそうなふりをして
意味のない日々が過ぎてく
友達と笑顔で別れ
鼻唄で歩く道500メートル

シャワー室の壁にもたれて
いつまでもしゃがみ込んだままで
鏡の向こうの疲れきった顔
見つめていたら 泣けてきた

私の願いが叶わないのなら
何の為にここに来たの?
信じてきた 本気だった
夢のそばでいつか笑える日が来るんだと
思っていた

花瓶に差したガーベラが
首を垂れて干からびている
振り返ればこの部屋には
たくさんの思い出が住んでいるよね

都会の空気が染み込んだ
はじめての私だけの部屋で
眠れないほど張り切っていたけど
遠いむかしの事に思える

いつからこんなに無気力になったの?
自分が許せなくなる
前を向いて 立ち向かって
負けてもいいんだから にがい涙を飲み込む
ベッドの中

風が吹き荒れる中 成す術もなく
今のままじゃ この街に飲み込まれ
存在を消されて何一つ残せないまま

もうほんとにこれで 小さな頃からの夢に
会えないまま つかめぬまま
終わってゆくのかな
そして何が残るんだろう 心には

私の願いが叶わないのなら
何の為にここに来たの?
信じてきた 本気だった
夢のそばでいつか笑える日が来るんだと
思っていた
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