想い出はマロニエ

まぶた閉じれば すぐ逢える
たどる面影 こぼれるせつなさよ
夜にまぎれて 肩先を
抱けばかすかに 震えてた
マロニエ マロニエ 花の香りに ふと振り向けば
どこか良く似た ああ うしろ影

人に知れたら 散る恋と
知っていながら なおさら燃えた恋
無理におまえを 奪っても
いつかは不幸に するようで
マロニエ マロニエ 花の香りの あのぬくもりが
忘れられない ああ 今もなお

今度生まれて くる時は
きっと最初に おまえと出会いたい
二人どんなに 愛しても
変えられなかった 運命(さだめ)まで
マロニエ マロニエ 花の香りに ふと名を呼べば
男心が ああ 泣ける夜
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