君に贈る歌

わかるわかるよ君の気持ち
何気なく言ってみたけれど
受け止められるだけの思い
詩(うた)にして君に贈るよ

いつも元気に見せてる君が
窓から空を見上げながら
期待とか不安が入り交じる
季節が来るのを待ってた

いつもそばに居る君のことが
当たり前の存在になり
何もかもわかってるつもりなのは
僕の思い込みなのかも

君が夢を叶えるため
皆との別れ選んで
見知らぬ場所旅立つこと
僕は眩しく見てた
笑顔の奥で伝えたいこと
気付かなかったけど…

わかるわかるよ君の気持ち
心からそう言えるように
どんなやさしい言葉よりも
伝えたい思いがあるから
桜舞う春の陽の下で

ゆるやかに移りゆく季節は
別れの時間も刻んでく
君が離れていくのが何故か
まだ実感出来ないのかな

君の知らない僕もあれば
僕の知らない君もあるだろう
僕達の日常を綴った
別々のページが増える

見慣れた景色焼き付けて
心にアルバム作ろう
辛いことがあった時
開いてみるといいよ
そんなことを思いながら
大人になってゆく

わかるわかるよ君の気持ち
そう言える僕になれるように
誰よりも大切な君と
別々の道歩いたって
ここでまた逢えるはずだから

君の選んだ道を信じ
前を向き歩いてくれたら
そんな君が大好きだから
離れてもずっと好きだから

わかるわかるよ君の気持ち
心からそう言えるように
どんなやさしい言葉よりも
詩(うた)にして君に贈るよ
桜舞う春の陽の下で

今の僕に出来る事 それは
旅立つ君に贈る歌…
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